数年前から神社やお寺を参拝して「御朱印」を集めるのがブームになっているが、実は茨城県北には参拝の証として「神玉(かみたま)」をもらえる神社がある。

 神社をめぐって玉を集めることから、SNSではリアル「ドラゴンボール」ともいわれ、ひそかに人気を集めているのだ。

■リアル「ドラゴンボール」ともいわれる神玉とは

神玉のデザインは神社によって異なり、神玉をつなぐ神紐の形状や色も様々(提供:艫神社)

 2020年の元日から始まった「神玉巡拝」は、当初7社よりスタート。願いを込めて神社をめぐり、7個の玉を集めることからSNSなどでリアル「ドラゴンボール」として話題になった。現在では、北茨城市・高萩市・日立市の10社が参加している。

 神社をめぐって参拝する風習は平安時代からあったとされ、複数の神社をめぐることで願い事が研ぎ澄まされるという。

 神玉は木製で、それぞれに神社の名前とマークが入っている。どの神社でも500円で購入が可能だ。また、集めた神玉は別途「神紐」を購入することで1つのお守りとして繋いで持ち歩ける。神紐は神社によってデザインが異なるうえ、売り切れている場所もあるので気に入ったものがあったら早めにチェックしておこう。