キャンプの醍醐味の一つとなっている「焚き火」。実は焚き火の仕方次第ではキャンプ場や河原などの環境、もしくは周りのキャンパーを困らせていることも。なかには、キャンプ場の芝生が焼けてしまい「焚き火禁止」となってしまったキャンプ場もある。
今回は焚き火のマナーを守るのに欠かせないギアを紹介する。マナーをしっかり守ってみんなでキャンプを楽しもう。
■芝生を焼かないため「難燃シート」
今や芝生サイトのキャンプ場では常識になりつつある「難燃シート」。焚き火台の下に敷くことで、焚き火の熱や火の粉が地面に届かないようにする役割を持っている。約500℃の高温まで耐えられる物が多く、万が一炭が誤ってシートの上に落ちても、ほぼ燃えることはなく芝生サイトでも安心して焚き火が楽しめる。
ただ、メッシュ状の焚き火台や火の元と地面が極端に近い焚き火台の場合、難燃シートが燃えてしまったり、難燃シート上の熱で芝生が継続的に温められ、ダメージを与えてしまうことがある。そういった焚き火台を使用する場合は、レンガやブロックなどを難燃シートと焚き火台の間に挟んだうえで焚き火を楽しもう。