秋田県仙北市にある、十和田・八幡平国立公園の乳頭山麓に点在している7つの湯は「乳頭温泉郷」と呼ばれており、冬は雪深く雪見風呂が最高に似合う温泉。

 雪が降る冬には道路が除雪されるので、雪道運転に慣れている人は自家用車で訪れることができる。慣れていない人には乳頭温泉郷内を循環している「湯めぐり号」というバスを利用すれば、各温泉で停車してくれるので運転に不安な人にも安心だ。

 それぞれの泉質や風景などの違いを楽しみながら7軒の温泉をお得に制覇できる「湯めぐり帖」を紹介しよう。

■「湯めぐり帖」とは?

「湯めぐり帖」(画像提供:休暇村 乳頭温泉郷公式HP)

 乳頭温泉組合加入7軒(休暇村乳頭温泉、鶴の湯、妙の湯、蟹場温泉、大釜温泉、孫六温泉、黒湯温泉)の日帰り入浴(1軒1回入浴可)と「湯めぐり号」のバスに乗車できる便利でお得な「湯めぐり帖」。

桶が目印のバス「湯めぐり号」(画像提供:休暇村 乳頭温泉郷公式HP)
「湯めぐり号」乗り場

 乳頭温泉郷にある7軒の温泉宿に宿泊すると宿泊者限定で購入できる。販売場所は各施設のフロントで1冊1800円(税込)だ。日帰り入浴はほとんどが600円前後なので、7軒入れてバスにも乗車できて1800円というのはお得感がすごい。日帰り入浴、バス乗車共に有効期限は1年間。

 雪見風呂の季節はもちろん、新緑や紅葉の季節もすばらしい景色を見せてくれる乳頭温泉郷。有効期限内に四季折々の景色を楽しみに訪れるという楽しみ方ができるのも魅力だ。