■Ash sackの利用方法

焚き火の様子
大きな炭などを入れて自立に安定感を持たせる

 Ash sackの利用方法は非常に簡単だ。使用後の灰や炭をこぼさず、きれいに中に入れていく。Ash sackはマチがあり自立する。最初に大きめの炭や木炭を投入することで自立の安定感が増す。

Ash sackが倒れないよう細心の注意を払いながら

 Ash sackが安定したら、細心の注意を払いながら残りの炭や木炭を投入。耐熱グローブ等を使用して、火傷に注意しよう。地面が燃えやすい芝生の場合は、防火マットが必須である。

まだ熱く燃えている状態でも収納可能

 Ash sackの素材はガラスクロスにシリコーンコーティングが施されている。しかし毎回、熱々の炭を入れて使用すると劣化を早めてしまう。注意しなければならないのは、火消し壺ではないということ。長く使用するためにも、少しでも冷ました状態の炭を入れるように。どのメーカーのものであれ、耐熱クロスは消耗品なのである。

上からくるくると折りたたんで空気を遮断

 灰や炭を投入後は、火傷に注意しグローブを使用した状態で、上からくるくると折りたたんで空気を遮断して鎮火を待つ。使い方は以上だ。なお、写真にあるカラビナは付属していないので、自分好みのカラビナを使用しよう。

 灰や炭の量にもよると思うが、今回は約20分後には完全に冷え切っていた。簡単に持ち帰ることができるし、投入した炭は次回の焚き火やバーベキューでまた利用できる。しかし、持ち帰ったままにしておくと湿気を帯びて爆(は)ぜたり、悪臭を放ったりしてしまう可能性があるので、天日干しにするなどのメンテナンスは必要である。

 簡単かつ便利に使用できる火消し袋。ぜひ、あなたのギアリストの中に組み込んでみはいかがだろう。 

●NakedLabo Ash sack 

Ash sack
価格/4180円(税込)
サイズ/約300mm×250mm
重 量/約125g
容 量/約1.8L
材 質/ガラスクロス(両面シリコーンコーティング)JIS A種合格品
    アラミド糸(難燃)

Ash sack S (小型の焚火台・ネイチャー系ストーブにおすすめ)
価格/3630円(税込)
サイズ 約230mm×200mm
重 量 約78g
容 量 約1.2L
材 質 ガラスクロス(両面シリコーンコーティング)JIS A種合格品
    アラミド糸(難燃)
小型の焚き火台・ネイチャー系ストーブにおすすめ