冬の訪れを告げるイベント、「さっぽろホワイトイルミネーション」が札幌市内の各会場で開催されている。期間延長が決定し、続く「さっぽろ雪まつり」の復活も決まった。“イルミネーションと雪像”という、今までになかったコラボレーションに期待が高まる。

■「さっぽろホワイトイルミネーション」の延長が決定!

青い装飾の大通2丁目会場とクリスマスオブジェ「Gift of Snow」

 昭和56年(1981)、たった一本のイルミネーションから始まった札幌の夜を彩る光と雪の幻想的な景色。41回目となる今年は、73万個もの電球で装飾される。メインの大通り公園会場のほかに、駅前通、南一条通、札幌市北3条広場、札幌駅南口駅前広場の各会場で開催されている。

紫の装飾は大通3丁目会場
緑に輝く光の迷路、大通6丁目会場

 今年は11月19日より始まったイルミネーションだが、駅前通り会場は翌年の2月12日(土)まで。大通公園以外のその他の会場は3月14日(月)までと、かなり長期間点灯される予定だ。

 メインとなる大通り会場は、例年ならクリスマスまでの比較的短い期間で終了する。今年も大通公園会場は12月25日までの予定だったが、変更されて「さっぽろ雪まつり」期間の2月12日(土)まで延長されることが決った。

■「さっぽろ雪まつり」が復活!

 北海道の一大イベントでもある「さっぽろ雪まつり」は今年度72回目で、期間は2月5日(土)~12日(土)。昨年度はオンラインでの開催となり、大通公園などの大雪像、大会場では行われなかった。

 今年度は規模を縮小するものの、大通り会場で中・小雪像を歩いて見て回る、「通過鑑賞型」での開催予定となっている。

 もともと「さっぽろホワイトイルミネーション」と「さっぽろ雪まつり」の大通会場は、ともに同じ場所で開催されている。そのため、「さっぽろ雪まつり」の雪像製作準備のために、大通公園のイルミネーションは例年クリスマスで終わり撤去され、「さっぽろ雪まつり」の準備にとりかかる。

 昨年の「さっぽろホワイトイルミネーション」大通会場は、「さっぽろ雪まつり」の大通会場開催中止に伴い2月まで行われていた。

第41回 さっぽろホワイトイルミネーション:https://white-illumination.jp

第72回 さっぽろ雪まつり:https://www.snowfes.com

■期待高まる2つのイベントのコラボレーション! 

 今年度は「さっぽろ雪まつり」開催予定のため、当初はクリスマスまでとされていた「さっぽろホワイトイルミネーション」大通会場だが、「さっぽろ雪まつり」大通会場の規模縮小開催に伴い、イルミネーションのオブジェ設置、点灯が延長される形になるという。

 通常の「さっぽろ雪まつり」ならではの迫力ある大雪像は作られないが、“イルミネーションと雪像”という、今までになかったコラボレーションはひと味違った魅力となるだろう。

 今年度の「さっぽろ雪まつり」が、どのようなイベントとなるのか期待に胸を膨らませつつ、まずは雪国の長い夜を彩る「さっぽろホワイトイルミネーション」で楽しみたい。