■自分にあったケトルの容量
これまで、形状と材質について紹介してきたが、ケトルの容量はどのくらい必要なのか。
目安として、一般的なサイズのカップラーメンとカップ1杯のコーヒーをつくるために必要なお湯の量を紹介する。
・カップラーメンは約300ml
・コーヒー1杯約250ml
上記の量のお湯を沸かすために必要な容量は、0.6L程度。ファミリーやグループ(4人分)の場合、全員分のカップラーメンが1回で沸かせる1.2L程度の容量が目安になるだろう。
■おすすめケトル5選
筆者はトランギアのステンレスノブケトル0.9Lを使用している。本体ハンドルのラバーチューブは取り外し可能。ノブの切り込みにナイフやフォークなどを通して、手で触れずに蓋を開けられる工夫がなされている。
●トランギア ステンレスノブケトル0.9L
価格:¥2860(税込)
重量:176g
容量:0.9L
サイズ:φ15cm×H8.5cm
アルミ製(無垢)
●EAGLE PRODUCTS キャンプファイヤーケトル1.5L
価格:¥9900(税込)
重量:360g
体積:1.5L
直径×高さ:18cm×9.9cm(ハンドル含まず)
材質:ステンレス(底部:銅メッキ)
研磨された光沢のあるステンレス製の本体。底面に銅メッキをコーティング。耐久性と熱伝導率の高さを両立したケトル。
●Snow Peak ケトル No.1
価格:¥2310(税込)
重量:255g
体積:0.9L
直径×高さ:φ120×80mm
材質:ステンレス0.4mm厚
こちらは、寸胴タイプでステンレスのケトル。用途も広く、キャンプ初心者の入門用としても、ピッタリなケトルではないだろうか。
●FIRESIDE グランマーコッパーケトル(小)
価格:¥30800(税込)
重量:1100g
サイズ:W180×D222×H240mm(本体+蓋)、ハンドルを立てた状態:H310mm 、底径180mm
材質:本体/銅(内側スズメッキ)、真鍮
ハンドル/ステンレス、木(ブナ)
満水容量:3.3L
適正容量:2.3L(注ぎ口の下端まで)
薪ストーブメーカーから発売されている、銅でできた縦型タイプのケトル。蓋は傾けても落ちにくく、注ぎ口は水切れの良い工夫がされている。
●FIRESIDE レトロホーローケトル
価格:¥6600(税込)
重量:1000g
サイズ:W220×D180×H126mm(本体+蓋)、ハンドルを立てた状態:H243mm、底径145mm
材質:本体/ホーロー用鋼板外側、内側ともにホーロー仕上げ
満水容量:2.3L
適正容量:1.6L
淡い色合いが印象的なホーローのケトル。ホーローの機能である汚れが付きにくい特徴を活かし、繊細な色の風合いが長く楽しめる。
さまざまな商品がある中、自分の用途に合ったケトルを選んで、冬のキャンプを楽しんでみてはいかがだろうか。