キャンプの醍醐味のひとつがバーベキューやお酒を楽しむこと。缶ビールやチューハイを持ち込んで、キャンプ中に飲んでいる人も多いのではないだろうか。

 本記事では日本酒ナビゲーターが、日本酒を楽しむキャンプスタイルをおすすめする。

■地元のお酒が楽しめる

キャンプ地の周辺にある酒屋で地酒を購入するのがおすすめ

 キャンプで日本酒を楽しむときには、キャンプ地周辺の酒屋に立ち寄りたい。

 事前に用意した日本酒でも十分楽しめるが、おすすめはキャンプ地の都道府県でつくられたその土地のお酒を購入することだ。キャンプでその土地の自然に癒されながら、地酒でその土地の味を楽しむのはこれ以上ない贅沢な時間になるはずだ。

●酒蔵は全国に1300蔵以上

 日本酒をつくる酒蔵は平成30年度に行われた国税庁の調査では全国に1365蔵。各都道府県に酒蔵があり、それぞれ異なった個性を持つ。

 キャンプで遠出をするときには、その都道府県の酒蔵をチェックしておきたい。

■燗酒にすれば、体を温めてくれる

燗酒にはちろりがあると便利

 暖かい季節のキャンプでも夜は冷えることが多い。そんなときに冷たいビールやチューハイを飲んでいては、さらに体を冷やしてしまう。一方、日本酒は燗酒にして楽しむことができるお酒だ。沸騰させたお湯の中に日本酒を注いだ容器をいれて好みの温度まで温めよう。

 さらに嬉しいことに日本酒のアルコールに含まれるアデノシンには体を温める効果がある。燗酒にするのが面倒というときには、常温で楽しんでもじんわりと体を温めてくれる。

 日本酒のアルコール度数は14度程度。ビールやチューハイと比べて、アルコール度数は高いので飲みすぎに注意しよう。