■外せない観光スポット「諏訪大社」&超ユニーク「フジモリ茶室」は必見

●諏訪大社上社前宮

木々に囲まれた神秘的な雰囲気の前宮本殿

 諏訪といえば「諏訪大社」。地元民が心血を注ぐ天下の大祭「御柱祭(おんばしらさい)」が行われることでも有名な諏訪大社は諏訪ICから約5分の「上社本宮」「上社前宮」と、諏訪湖を挟んで対岸の「下社春宮」「下社秋宮」の4社から成っている。

 諏訪神社の総本社である「諏訪大社上社本宮」は全国的にも有名な観光スポットだが、諏訪大明神が最初に居を構えたと言われる「諏訪大社上社前宮」にもぜひ立ち寄ってみてほしい。

 前宮は上社のような賑わいはないが自然豊かで神秘的な雰囲気だ。鳥居から急な坂道を200mほど登った先の本殿では、すぐ脇を清流が流れ、八ヶ岳の眺望も素晴らしい。また、諏訪大社四社の中で唯一、本殿の四隅に建つ「御柱」全てに触れることができる。

・施設名 諏訪大社上社前宮 
・住所 長野県茅野市宮川2030
・電話番号 0266-72-1606

・ホームページURL http://suwataisha.or.jp/maemiya.html

●フジモリ茶室

「空飛ぶ泥船」(右)と「高過庵」(左)。「高過庵」はアメリカのTIME誌による「世界でもっとも危険な建物トップ10」に選ばれている

 本宮と前宮の間には、「神長官守矢史料館(じんちょうかんもりやしりょうかん)」があり、諏訪大社の重要な神職を務めた守矢家に伝わる文書などを見ることができる。

 建物は地元出身の有名建築家、藤森照信氏の処女作で、イチイの丸太が突き刺さった独特な造形だ。そして、資料館から坂道を徒歩で登っていくとすぐに現れる空中の茶室「空飛ぶ泥船」と、地上6mの木の上に建てられた「高過庵(たかすぎあん)」は必見だ。

 全て藤森照信氏によるもので、畑の中に突如現れる独創的な建築物に目を奪われる。また、地下に半分埋まった「低過庵(ひくすぎあん)」もある。訪れる人はそう多くはない穴場スポットといえるだろう。

・空飛ぶ泥船
https://navi.chinotabi.jp/spot/3143/

・高過庵
https://navi.chinotabi.jp/spot/3137/

 見どころいっぱいの諏訪。アウトドアのついでに、他にはない諏訪の魅力にぜひ触れていってほしい。

※営業日時はホームページ等よりご確認ください。