■コンパクトにまとめるなら「ウイングタープ」

コンパクトな「ウイングタープ」(写真:TRIWONDER タープ Amazonより)

 ひし形の布地でできている「ウィングタープ」は、2つの頂点にポールを、残り2つの頂点にロープを使って張るのが一般的で、最も簡易的なタープといえるのではないだろうか。

 ヘキサタープに比べコンパクトで気軽に設営することができる。鳥が羽を広げたような美しい張り姿も魅力だ。日陰面積は少ないが、そのぶんプライベート感があり、ソロキャンプなどに向いている。軽量&コンパクトな「ウイングタープ」はツーリングキャンプにもおすすめ。愛車のための屋根作りにも活躍してくれる。

■虫に邪魔されないキャンプが可能!「スクリーンタープ」

プライベート感抜群の「スクリーンタープ」(写真:キャプテンスタッグ レニアス スクリーンメッシュタープセット Amazonより)

 四方をメッシュ生地などで囲ってくれる「スクリーンタープ」は、テントのように組み立てるタープで、安定感があり風に強く、虫の侵入を防いでくれる。

 プライベート感も抜群で、テントと連結できるタイプを使って居住スペースを広くすることも可能。幼い子ども連れのファミリーキャンプや虫が苦手なキャンパーなどにおすすめのタイプだ。収納サイズは大きめだが、虫に邪魔されずにキャンプを楽しめるのは非常に魅力的だ。

■軽量コンパクトなナイロン/ポリエステル、火に強いTC、素材もチェックしよう

近くで焚き火をする場合には「テクニカルコットン(TC)」素材のタープがおすすめ

 タープを選ぶ際には素材にも注目しよう。ナイロンやポリエステルなどで作られているタープは、軽くてコンパクトに収納できる。しかし、これらは火に弱く、飛んだ火の粉で穴が空いてしまう可能性も高いため、焚き火周辺での使用には不向きだ。

 火の側で使う場合は、コットンとポリエステルの混紡素材「テクニカルコットン(TC)」を選ぼう。ナイロンやポリエステルに比べて、ぶ厚く重量があるが防火性に優れている。

 

 便利で雰囲気抜群のタープは、ぜひ持っていたいアイテムのひとつ。自分のスタイルに合ったタープがあれば、キャンプがもっと楽しくなること間違いなしだ。