楽しみにしていたキャンプなのに、当日になって生憎の雨模様……という経験をしたことがある人は多いのではないだろうか。実際のところ、天気は数日前にならないと定まらないし、予約したキャンプ場を直前にキャンセルしようとすると、キャンセル料が掛かるケースも多い。

 筆者も上記のような理由から、2020年10月に山梨県のキャンプ場で初の雨キャンプに挑戦。かなりの大雨だったため後片付けのことも考え、あえてテントを張らずに、車にタープを取り付けてカーサイドリビングを作り、就寝時は車中泊という手段をとることにした。この方法の良かった点、失敗談、改善点を紹介していく。

■カーサイドリビングは成功

カーサイドリビングの様子

 車のハッチバックにコールマン「ヘキサMタープ」(約2万円)を取り付け、ロープとペグで地面に固定した。タープは専用のカーサイドタープではなく、六角形の形をしたヘキサタープで、横からの雨を防ぐことができないのが唯一の難点だったが、思いつきで設営した割には良い出来だったと思う。

 地面には、当日急遽ホームセンターで購入した約4000円の養生シート「ODグリーンシート」を敷き、その上にキャンプギアを並べることで、道具が泥まみれになることを予防。湿気の多い状況だったが、無事に焚火や調理をすることもでき、普段のキャンプを楽しむことができた。