キャンプを始めようと思い、必要な道具を考えたとき、「テント」「寝袋」はまず思い浮かぶだろう。しかし、それ以外にもたくさんの便利なキャンプグッズが存在する。それだけに「このギアはいつ使うのか?  なぜ必要なのか?」を知っておかないと、どのギアを準備したらよいかもわからない。

 そこで、晴天での1泊キャンプを例に、使用シーンごとに必要なギア紹介をしていく。

■【到着後】テント設営、寝袋のほかに準備するものは?

寝床のセッティング。写真はエアーマット

 テントが設置できたら、寝床のセッティング。寝袋の下にマットを敷く。クッションの役目と地面からの冷気をシャットアウトする効果がある。さまざまな形状があり、それぞれ特性があるので気温や用途で使い分けよう。

 次にイスとテーブルを設置する。イスとテーブルの高さが合わないと使いにくいため、高さに気を付けて選びたい。座面や足元が冷えるため、座面カバーやブランケットがあると、快適に過ごせる。

 主にソロキャンプで好まれる、「地べたスタイル」といった前述のマット(エアー漏れの危険がない構造のクローズドセル)の上や、アウトドア用の座椅子と高さ10cmほどのローテーブルでで過ごすスタイルもある。

■【昼過ぎ】夜に向けて焚き火の準備

暗くなる前に焚き火の準備。焚き付け用の細かい木も用意しよう
くつろぎながら夜を待つ。何気ない時間も非日常を味わえる

 焚き火台を設置し、焚き火のために薪を準備する。刃物を扱う際や薪を持つとき木のトゲから手を守るため、皮手袋の着用を忘れずに。また、ヤケド防止のために、熱いものを持つ時も必ず着用する習慣をつけよう。

 薪はキャンプ場で買えることが多い。焚き付け用の細かい木を用意すると、さらに火が付けやすくなる。着火には着火剤と100円ライター、マッチを準備。

 お酒やお茶を飲む際、保冷・保温性のあるタンブラーがあるとかなり便利だ。くつろぎながら夜を待とう。