■犀川名物! 天然のブラウントラウト
移動しても釣り人は増えるばかり。キャッチアンドリリース区間を後にし、さらに下流へ移動した。
釣りを再開したランは、夏の増水で川の流れがずいぶんと変わってしまい、右岸にあった有望なポイントがなくなってしまっていた。左岸を釣り下っていくと、ヨレた流れの合わせ目でようやくアタリを得られた。掛かったのはブラウントラウト。サイズは小さいが、紛れもない犀川育ちの魚だ。
釣り下ると、さらに同じようなサイズのブラウントラウトをもう1本追加することができた。
■下流の放流ポイントでニジマスを狙う
長野市街にほど近いランへ。ここも先日の放流ポイントだ。期待のもてそうなポイントがいたるところにあり、目移りして的を絞れないほどだ。流れにフライを馴染ませてしつこく探っていると、ついに微かなアタリを感じた!
鈍いが重たい手ごたえ。久々の感覚を楽しむ間もなく、下流へグングン走られる。それでもなんとか止まってくれたので、プレッシャーをかけながら慎重に寄せてくる。じわじわと寄せて流れの緩いところでネットインしたのは、先日放流されたと思われる45cmほどのニジマスだった。ヒレも整い、何よりも体高があるいい魚。ひとまずの釣果にホッとした。
おそらく今日も多くの釣り人がいい釣果を出していることだろう。いまだに気温同様、水温も高い秋が続く犀川殖産エリア。この秋はまだまだ活性の高いトラウトたちを狙うことができそうだ。