●道がはっきりしているため、迷う心配がほとんどない

杵島岳登山口

 杵島岳の登山口は、阿蘇でも有数の観光地「草千里ヶ浜」の駐車場にある。

草千里ヶ浜駐車場と杵島岳登山口

 具体的には商業施設に向かって右奥に小屋と看板があるので、それを目印にしよう。

道中分かれ道

 道のほとんどは草原の中にあり、これ以上ないほど道がはっきりしている。道案内の看板もしっかり整備されているので、迷ったりすることもなく、安心安全なコースだ。

 コロナ禍期間中、都市部での外出が難しい状況で人混みを避けようと登山初心者が急増。その結果、低山で遭難するケースが増えているそうだが、阿蘇の杵島岳では十分な注意を払えば、まずそのような事態にはならないだろう。

●道がすべて舗装されている

登山道の様子

 山頂までの道はすべて舗装されているので、自然の登山道に比べて怪我の心配も少ない。初めてトレッキングをする人でも、スキルは必要なく、最低限の体力さえあれば登ることができる。

 本格的な登山靴などなくても登れるため、まだ道具を揃えていない初心者にも体験として大変おすすめだ。

●多少のきつさはあるものの、行程が短い

登山道後半の階段

 杵島岳トレッキングの最大の特徴は、やはり所要時間の短さだ。登山口から30分で阿蘇の絶景を楽しめるのはありがたい。

 スタートして10分ほど歩くと傾斜がきつくなり、やがて階段になる。その段数800段ほど。後半からは体力的になかなかきついが、苦労するからこそ山頂に立ったときの達成感が嬉しいものだ。

登山道から見た草千里ヶ浜

 登っている最中も、振り返ればこの絶景。休憩がてら、阿蘇の景色を楽しんでほしい。

 では、山頂からの景色をご覧いただこう。