ほったらかしで絶品料理が作れるストウブ

 鋳物ホーロー鍋のストウブは、蓋の裏の突起・ピコが食材から出る蒸気を水滴化して食材をふっくら仕上げてくれるのが特徴。今回はそんなストウブで簡単に作ることができる、寒い時期におすすめの料理を紹介する。

■テールスープ

クタクタになった玉ねぎをスプーンで崩すのが著者流! トロっとした玉ねぎが最高だ

 下処理さえしっかりすれば、ほったらかしで簡単に作ることのできるテールスープ。寒い日にもおすすめの素材の旨味がギュッと詰まったスープだ。

●材料

一般的なスーパーではなかなか売っていない牛テール。商店街の肉屋にある。なければお取り寄せという手もある

・牛テール
・ネギ(パクチーでも可)
・スープの具材(今回は玉ねぎ)
・塩

 牛テールさえ揃えることができれば、あとは余りものの野菜でできる。玉ねぎはトロトロになって絶品なので、ぜひとも使ってほしい。

●1. 下処理

しっかり下処理をして、骨周りの血を抜くのがポイント

 1時間以上水に浸す方法もあるが、今回は茹でて下処理をした。2回下茹でを行ったあと、しっかりと冷水で洗い流したら下処理完了。

●2. 全部入れて、ひたすら煮る!

豪快にポン! と入れて煮込むだけの手間いらず

 牛テール肉をストウブに戻し、かぶるくらいの水を入れる。ネギは好きな長さにカットして、玉ねぎは皮を剥いて丸ごと入れるだけ。後は火にかけて約2時間。牛テール肉が好きな固さになるまで煮たら完成だ。最後に塩で味を整えて完成。余分な調味料を使わないからこそ、牛テールと野菜の旨味が際立つ。

●3. 完成

 時間がある時は、半日以上煮込むのがおすすめ。牛テールが骨から勝手に離れていく。ホロホロになった牛テール肉が絶品だ。

長ネギをパクチーに。にんじんの旨味を使うのもおすすめ

 別日に、パクチーを加えた違うバージョンも作ってみた。パクチー好きにはたまらない牛テールスープができる。パクチーはあまり多く使わない方が、ほんのりパクチーの風味があっておすすめ。