■【最新釣場情報】気になるポイントの変化
ここ数年、夏場に豪雨や台風により増水を繰り返している犀川流域だが、今年もかなり荒れ、水位が下がり濁りも取れつつあるかと思うと、また大雨……。その繰り返しから、夏に入ってからは、ほぼまともな釣りができないような状況が続いていた。ようやく回復しつつあるのが現状だ。
数日前に犀川殖産エリアの状況を見に行ってきた。水位計によると、水量は平水よりまだ30cmほど多い。濁りもまだ取れきっていないが、釣りが可能な状態だった。
気持ちいい秋晴れの土曜日ということもあり、想像以上に賑わっていた。釣りの特性上、友人同士でも数十メートルは距離を空けているのだが、各ポイントには釣り人の姿が必ずあった。
何人かに釣果を聞いてみたが、早朝はかなり釣れたという話が多かった。季節が進むと日中も釣れるのだが、まだ水温・気温ともに高いのだろう。
増水後の変化を非常に大まかに述べると、「地形がならされ、凹凸が少なくなだらかになった」。一部を除き、以前までの明瞭なポイントはかなり少なくなってしまっている。流れをじっくりと読み、魚の気持ちになって付き場をイメージすることがカギではないだろうか。
■【最新道路情報】通行止め区間に注意!
2021年7月に起きた「地滑り」の影響により、国道19号線「犬戻トンネル」で日中は片側交互通行になっている。夜間(夜9:00〜朝6:00)は“全面通行止め”となっているので要注意だ。迂回路もあるのだが、山道でかなり遠回りとなる。復旧のめどは立っていないので、行き帰りのルートや時間のプランを吟味しよう。
さらに「水篠(みすず)橋」でも工事のための片側交互通行が続いている。朝、夕の混雑する時間帯はかなりの渋滞が予想される。時間に余裕をみておこう。長野道[長野IC]や長野市街地方面から犀川に向かうには影響が大きい。
■ルールとマナーを大切に、気持ちよく釣りをしよう!
指定された区間内でのキャッチアンドリリースなどの漁協の定めるルールを遵守するのは当然だが、コロナ禍、感染拡大しないためのガイドラインにも従いたい。
ルールの他、釣りのマナーとして、本流ならではの「釣り下り」や「距離を空ける」こと。上流に入る場合でも、可能な状況なら「挨拶(これ大事)」をするのもお互いに気持ちよく釣りをするのに大切なことだ。
逆にローカルアングラーなら、ポイントがバッティングした場合はさりげなくその場所を譲るくらいの心意気が欲しい。近所の川に遠方より釣り人が来る。それほど価値がある。いい思い出を作って帰ってもらいたい。
釣り人同士はもちろん、ラフティングやカヤック、SUPなどの他のアクティビティを楽しむ人との接し方も注意したい。やってみれば分かるが、ちょうど釣りのポイントに良さそうなところが、他のアクティビティでもポイントになっていたりもする。お互いに配慮して行動したい。
狭いが水の豊かな国土でアウトドアアクティビティを楽しむ。多くの人が自然を享受するためには、これからは「共有する」発想が大事だと思うのだが、いかがだろう?