重い鉄板の代わりになる「バーベキュー便利シート」をご存知だろうか。100均に行った際に発見し、噂通りの性能か検証してみた。

 フッ素加工が施されており、油なしでも焦げ付きにくいと表記されているが、所詮は100円、期待しすぎるのは酷だろう。もしかすると一度使うだけで破損することもありえる。しかし、本当に鉄板のように何度も使えるなら、恐ろしくコスパが高い商品だ。

バーベキュー便利シートで目玉焼きと豚肉、野菜を油なしで焼いた

■本当に鉄板として使えるのか試してみた

屋内ではこのような焼き網の上で焼くと、火のまわりが均一になる

 今回はキッチンで検証してみた。コンロで使用する場合は、網の下、細かい網やセラミックなどが付いたタイプだと焼きムラができにくいのでおすすめ。魚焼き用の網でもいいだろう。炭や薪で焼くなら、普通の網を1枚かませば問題ない。

火加減は弱火〜中火がベスト

 油なしで目玉焼きと豚肉の肩ロースを焼いてみた。ある程度、均一に火が入るとはいえ網のせいか、目玉焼きは気泡でプクプクしている。豚肉はいい感じの焼き色がついた。このあと万願寺とうがらしとミニトマトも加えたが、鉄板で焼いた場合と比べて遜色がなかった。

フッ素樹脂加工のため、料理がくっつくことなくスムーズに動く

 バーベキュー便利シートは丈夫でありながら非常に薄く熱伝導率が高いため、火から離せばすぐに手で持てるほどの温度まで下がる。シートの両端を少し触り、熱くなければ素手で持ち上げ滑らせるように盛り付けることも可能。菜箸やトングを使わなくてよいので、洗い物が減りすぐ食卓につける。