■焚き火シートを敷けば、テーブルの上でみんなで囲める

 炭やグリルを使ったバーベキューでは、火を扱うため、テーブルから離れた場所で焼く作業をすることも多い。夏のような暑い時期は火の側はさらに暑くて大変なのにゆっくり食事を楽しめない状況は、一度は経験があるのではないだろうか。

 固形燃料を使ったバーベキューであれば、ストーブのサイズがコンパクトで重くないため、テーブルの上で肉や野菜を焼くことができ、そんな悩みを抱えることなく楽しめる。ただし、テーブルの上で行う場合は、必ず焚き火シートなどでテーブルを保護することをお忘れなく。万が一の時に備え、消火用の水も用意しておこう。

■コストパフォーマンスの面でも優秀

炭よりも火力は劣る固形燃料だが、肉を焼く分には十分な火力を発揮する

 固形燃料の燃焼時間は商品によって異なるが、大体1つ20分程度。今回紹介した商品は3個入りのため、全部で1時間110円の計算になる。4人家族で2台、2時間ほど使用しても1回に使う固形燃料は4袋、440円分ほど。一度に焼ける量も少なく、炭に比べれば火力も劣るが、手間やその他グッズの価格を考えるとかなりコスパは良さそうだ。

■今の時代に適した個食にも対応

 昨今世界の人々を悩ませている新型コロナウイルス。大人数で楽しむことが多いバーベキューは敬遠されがちで、なかなか実施できないのが現実だ。しかし、そんな状況下でも楽しめるのが、固形燃料を使ったお手軽バーベキューである。

 通常のバーベキュー同様、近隣の住宅や換気に対する注意は必要だが、コンパクトなサイズのため、スペースを選ばず様々な場所で使用できる。とくに人との接触を避けた「ソロキャンプ」に持っていくのも良いだろう。

 固形燃料を使ったバーベキューは準備に手間がかからず、コスパも良い。浮いたお金でちょっと贅沢な食材を買うのもいいかもしれない。ぜひ紹介した100均グッズを手に入れて、お手軽バーべキューを体験してほしい。なお、固形燃料を使って直接食材を焼いたり、網を使って焼くことはできないので注意が必要。食材に味やにおいが付着してしまうだけでなく、最悪の場合身体に害を及ぼす危険性もある。必ず鉄板や鍋、スキレットなどを使用して調理しよう。