■登頂の前にランチタイム!

大天井岳への最後の急な登り

 「大天井岳の下からがキツイんだ」と聞いていたので、「よし頑張るぞ!」と気合を入れます。あと数百メートルと標識に刻んでありますが、まだかまだかと足取りが重くなる……。本当にキツイ!

 仲間は、「私のピークはここでいい」と弱音をもらすほど……。思い出になると笑えるけど、登っていて本当に辛いときありますよね。ここまで、合戦尾根の登り、長い稜線歩き、最後の急登……。足も疲れて力が入らない。

 今回はすぐに山頂を目指すのではなく、大天荘で早めのお昼休憩にしました。山頂に早く行きたい気持ちもあったけど、「まずはしっかり休憩して力が出るように」と、リーダーが仲間の様子を見て判断してくれました。山では臨機応変な対応が求められます。この判断がとてもよくて、このあと元気に山頂に行くことができました。

頼んだのはカレーとビール

 山の上でおいしいランチが食べられることも「本当に贅沢だなぁ」といつも思っています。写真にビールが映ってる(笑)。五竜岳テント泊の記事でも書いたように「山が好き酒が好き女子」なのです!

※五竜岳テント泊の記事 https://bravo-m.futabanet.jp/articles/-/120047

■ついに大天井岳山頂へ!

大天井岳からの景色。槍ヶ岳が近くなってます

 荷物は山荘へデポって(置いて)カメラだけを持っていよいよ山頂へ。いつも思うのですが、山頂に着いたときは「最高!」「すごい!」としか言葉が出てこない……。表現がつたないですが、ここまでの苦労もこの絶景ですべてが報われて、まさに「最高!」の一言に尽きるなと思います。「ずっとここにいたい」と仲間と喜び合いました。