■四徳温泉キャンプ場がワーケーションに適している理由

高速Wi-Fiが入るセンターハウス「ゆ家」のウッドデッキ。仕事もはかどること間違いなし

 実際にワーケーションを行うにあたって欠かせないのは、安定的な通信環境だ。四徳温泉キャンプ場自体は人里離れた山の上にあるが、センターハウス「ゆ家」周辺とキャンプサイトの一部に、安定したWi-Fiが完備されている。コロナ禍の最中、増加するリモートワーカーへの需要にも対応できるよう整えられたようだ。

私はこちらのタイニーハウス「コロコヤ」に1泊。タープの下で焚き火をしながら、Zoom会議に参加してみた。〈1棟1泊 6,200円〜(定員5名)〉

 今回私は、センターハウスのすぐ横にあるタイニーハウス「コロコヤ」に1泊したので、通信環境は良好で、Zoom会議にもまったく問題なく参加することができた。そのほかセンターハウス近辺にはコテージもいくつかあり、同様に通信環境はバッチリ。もちろん、電源も完備されている。

屋根付きのウッドデッキと薪ストーブが備わっているコテージ「やまねのねぐら」 。Wi-Fi利用が可能。〈1棟1泊 15,000円〜(定員6名)〉

 Wi-Fiに関しては、全部で4haあるキャンプサイトすべてをカバーするには至っていないが、センターハウス内にシェアオフィスやウッドデッキがあり、宿泊者なら自由に利用が可能。センターハウス内にはカフェも入っているので、淹れたてのコーヒーや地元産のりんごジュースなどを飲みながら、快適に仕事をすることができる。

■8つのキャンプ場のネットワークをサブスクで利用も可能!

 さらに面白いのが、ここ長野県の南部では四徳温泉キャンプ場を含む8つのキャンプ場が「南信州キャンプセッション」(www.nagano-camp.life/)というネットワークを築き、平日のソロキャンプが定額で使い放題というサブスクリプションサービス「CAMP LIFER」を提供していること。仕事に自由度があり、まとまった日数でワーケーションができる人には、このサービスの利用もおすすめしたい。

 1泊2日でキャンプワーケーションを体験した感想としては、まわりに自然しかないシンプルな環境なのでオンオフを切り替えやすく、いつもより集中して仕事に取り組めたことがよかった。連泊すれば、その効果がさらに如実に現れるはずなので、機会を見つけてまた体験してみたいと思う。

 読者の皆さん、いやむしろ、ブラボーマウンテンのライターの皆さん、南アルプスの麓でキャンプワーケーションはいかがですか?

四徳温泉キャンプ場
営業期間:5月中旬〜12月上旬
定休日:不定休(HP内の営業カレンダーを参照)
連絡先:0265-88-3929(10:00〜17:30)
http://shitoku.net/
長野県上伊那郡中川村四徳547