■必要な道具について

私は頭と首にヘッドランプ、L E Dランタン2個をフル充電で臨みました!

 必要なものは、網、ヘッドランプ、レインウェア、防寒着、防水防寒手袋、長靴、カイロ、バケツ、クーラーボックス、保冷剤や氷。万一濡れてしまったときのために、タオルや着替えもあったほうがいいですね。

透明感のあるホタルイカ。プリッとしていて美味しそう!

 新月なので浜辺は暗いです。いち早くホタルイカを見つけるためにもヘッドランプなど防水性の高い明かりが必携です。また、捕獲には両手を使うため防水防寒手袋がオススメです。

■1回目に失敗して、2回目なんです......

 今シーズン、ホタルイカすくいに挑戦したのは2回。1回目は仕事で富山を訪れたついでだったので何も気にせず満月の日に行ってみたところ、ホタルイカの姿は1度も見ることができず......  地元の方からホタルイカは富山湾の潮位や月の満ち欠けが大いに関係することを学び、リベンジを誓いました。

ウェーダーを履き、本格装備でホタルイカを捕まえるのに夢中の同行者

 2度目は、新月の夜、満潮時間を狙って前回のホタルイカすくいのスポットへ向かいました。すると周辺道路や駐車場は富山ナンバーのみならず近県ナンバーの車でごった返してしました(みんな知ってるのね〜)。運よく空きスペースを見つけて駐車し、大急ぎで準備して浜へ。

ホタルイカすくいに挑戦中の親子。後ろの周囲の大人たちの本気度が面白いです

 この日は、風が強く波消しブロックを超えて波しぶきが押し寄せていました。同行者は果敢に入水していましたが、海水は冷たいので、私は砂浜に打ち上げられたホタルイカを拾う作戦! これが上手くいきました。あまりに簡単に獲れるので、前回は何だったのか......と。拾った瞬間、ホタルイカたちは青く光り体を膨らませて威嚇したり、鳴いたり、噛む感じから彼らの命を感じることができました。お店に行けば何でも簡単に手に入りますが、自分の手で捕まえることで、「他の命をいただいて人間は命をつないでいるんだなぁ。」と思いました。深夜の漁獲ではありますが、子どもたちの食育にもお勧めしたいホタルイカすくいです。