■専用洗剤を必ず使おう
一般的な洗濯洗剤を使うのは避けたい。一般的な洗剤の中には柔軟剤や芳香剤が含まれており、それが生地繊維に残ると機能低下の原因となってしまうからだ。一般洗剤と比べると少々高価だが、シェルウエア用に作られている専用の洗剤を必ず使おう。
洗剤のラベル表記に従い、洗う枚数に合わせて水の量と洗剤の量を計ってバケツやタライに入れる。一人暮らしの家ならバスタブでもいいだろう。洗うものを入れる前に、よく洗剤を溶かしておこう。
規程の量より多く使っても、汚れの落ち方は変わらない。むしろ洗濯後は洗剤を生地に残さないことが重要なので、容量は守ろう。
レインウエアを入れたら、全体が浸かるように空気を抜きながら、押し洗いをする。擦ったり、ガシャガシャとかき混ぜたりは、生地が傷んでしまうのでNG。押し洗いをしてから浸した状態でしばらく待っていれば、洗剤の力で汚れが徐々に溶け出してくる。
袖口や襟ぐりなど、特に汚れが気になる箇所あったら、スポンジや柔らかいブラシで部分的に洗う。この時もあまり擦り過ぎないようにしよう。しっかり洗剤に浸け込んだ後の方が汚れは落ちやすい。
汚れが浮き出たら、よくすすぐ。洗剤が残らないよう、水を何度か替えつつ、濁りがなくなるまで繰り返す。押しながら水を切れば、洗濯はこれで終了。ちなみに、洗濯機を使う場合、生地が傷むので脱水はしないこと。