皇居一周をする人は多いけれど、その皇居を全て内包する「千代田区」そのものを一周する人はあまりいません…… そこで、GPSでログをとりながら、千代田区の区境をぐるっと一周してみると、なにが見えてくるのか……。千代田区を区境に沿って歩く…… それは一体どういうことなのか。
この記事では飯田橋から神田駅を目指して、千代田区境の西半分を歩きます。
千代田区を一周すべく、神田から浅草橋の近くをまわり、神田明神や御茶ノ水を経て、飯田橋までやってきました。
千代田区の区境は、前編でも触れましたが、江戸城の外堀だった部分に引かれているため、その境界の真上を歩くようなことはできません。が、飯田橋のあたりにあった飯田濠という外堀は現在埋立されており、その上に大きな商業ビル「飯田橋セントラルプラザ」が建っています。
ここには新宿区と、千代田区の区境であり、ビルの中にその名も「区境ホール」という境界があります。
残念ながら、屋内に入ると、Fenix 8のGPSが正確でなくなるのですが、こればかりは仕方ありません。
かつては飯田濠という濠がありましたが、1972(昭和47)年に埋立され飯田橋セントラルプラザが建設されました。
飯田濠の埋立計画は、水質汚濁や悪臭対策を名目として、濠を暗渠化し、その上に再開発ビルを建設する形で進められました。
神田川の遊水地機能を持っていた飯田濠の埋立には激しい反対運動が起きましたが、結局事業は実行され、1984(昭和59)年にビルは完成(一帯の再開発完了は1986[昭和61]年)し、飯田濠という濠は無くなってしまいました。
今回はGarminのスマートウォッチ「Fenix 8」を着用してウォーキングしています。
ここで、ペースのグラフをみてみます。
青いグラフが一部上部に振れ切っている場所があり、ここは飯田橋のビルの中にいた時間です。どれぐらいの速度で移動したかがわかるピッチのグラフですが、これは屋内にいてGPSのデータがとれなかったことを示しています。
逆にかなり正確にGPSデータを取っていることと、実は屋内のカフェで40分ぐらい休憩していたことがバレてしまいました。
■千代田区は江戸城をなぞっている?
かつてあった飯田濠と、牛込濠を分ける牛込橋をわたると、牛込見附です。
見附とは、江戸城の出入り口に当たる場所に設けられた番所のようなものです。江戸城は見付が36あったといわれますが「見附」の名前が残っているのは、牛込以外に、市ヶ谷見附、四谷見附、喰違見附、赤坂見附、などがあります。なお、今挙げた見附はこのあと全て訪れます。つまり、千代田区の区境上にあるということになります。
これはとりもなおさず、千代田区というのは、江戸城をぐるっとなぞるような形になっている……。すなわち、千代田区=(ほぼ)江戸城。ということがいえるのかもしれません。
さて、どんどん歩きます。
Fenix 8で現在地を確認してみますが、さすがのGPS機能。きちんとお堀を避けて歩いている様子が、地図上に克明に記録されています。
牛込濠、市谷見附、四谷見附と進み、千代田区の最西端までやってきました。
ついに千代田区の最西端、四谷見附です。GPSログをみてみましょう。
飯田橋あたりから四谷見附までは、お堀端の土手をひたすら辿ってきました。遊歩道として整備されており、とても気持ちの良い道でした。