新米の味を楽しむなら、“白ごはん”でいただくのが最上だけど、炊き込みごはんにするのも悪くない。水分を多く含んだ新米は味がしみこみやすいし、ヌカの臭みがないから具の味が際立つと思うのだ。
そこで今回は、缶詰を使った炊き込みごはんを3種類ご紹介したい。どれも材料を最小限に抑え、新米のみずみずしさを生かしたレシピであります。
■安価でも味は濃厚
炊き込みごはんの具になる缶詰、その1は貝柱の缶詰。貝柱缶には、ホタテ貝とイタヤ貝を使ったものがあり、イタヤ貝のほうが価格が安い。ニッスイ「貝柱ほぐし身70g」は、イタヤ貝を100%使ったもので、イオンで税別388円で売っていた。ちなみに、ホタテ貝の貝柱缶だと、同程度の内容量で価格は1.5〜2倍近くする。
価格だけ見ると、イタヤ貝はホタテ貝の下位種のように思えるけど、貝柱の味はイタヤ貝のほうが濃厚だという意見もある。なので、炊き込みごはんに使うなら、イタヤ貝でも十分おいしく作れる。
■貝類との相性がいいスナック「ミーノ」
貝柱缶と合わせたいのが、カルビーのスナック「ミーノ しお味」だ。ソラマメを素揚げし、塩で味付けしただけのシンプルな味なので、料理素材としても便利に使える。とくに、貝類の缶詰との相性は抜群だ。
■缶汁に溶け込んだ旨味を使う
では、両者を合わせて炊飯してみよう。水を吸わせた米1合をクッカーに入れ(今回はメスティンを使用)、通常の水加減よりも少なめの水を入れる。メスティンで1合の米を炊く場合、取っ手のリベットが半分水没するのが目安なので、今回はリベットの下端までの水量にする。
そこにミーノを適量と、貝柱缶を缶汁ごと入れる。缶汁には貝柱の旨味が溶け込んでいるから、捨てたりせず全量を使うべきだ(これ大事!)。
缶汁が加わったことで、水分量は通常の炊飯時とほぼ同じになる。あとは塩を小さじ1/2加え、全体を軽く混ぜたら炊飯開始!
■貝柱のアミノ酸がごはんに染みる
炊き上がりは、かくのごとし。
貝柱の香りと新米のみずみずしい香りが一体となって、食欲をそそる。ひと口ほおばれば、貝柱が持っているアミノ酸の旨味がごはんに染みていて、しみじみウマい。合間に味わうミーノはホクホク食感で、貝柱の食感とのコントラストがいい感じだ。