光岳最新情報。
9月に入って、秋雨がスタート。長雨。「雨雨雨」という新しい漢字が生まれそうなくらい、よーく雨が降ってます!
数日間、ひとっ子一人いない山小屋で時間を過したり、ごく数人のお客さんが来ては、またスタッフだけで過ごす。そんな毎日でした。雨を縫うように、たまに登ってくる登山者に登山道の状況を聞き、「全然問題なかったよ!」という言葉に、毎日安堵していました。
あまりの長雨の影響で、芝沢ゲートまでの道中に土砂崩れがありました。しかし、その日のうちに通行可能にしていただきました。麓の皆さんに大感謝です。
■雨ばっかりでした!
9月は半分以上が雨。降っていない日も、一日通して晴れた日はあったっけな? という感じ。
山小屋の運営はお天気に左右されるので、やっぱり大博打というか、ギャンブルだなあ、とつくづく感じます。調子がいい自分勝手な人間なので、しばらく雨が降らなければ、「雨、降ってくれ〜」と思うし、降ったら降ったで「太陽カモーン!」と思ってしまう。ないものねだりというか、欲張りというか。雨も必要で、太陽も必要。どっちもいい塩梅にお願いしたいところである。
雨でもへっちゃらで登ってくる人はいるけれど、体力面や年齢、土砂崩れや落石などのリスクの捉え方は人それぞれです。とにかく安全第一に、元気に家まで帰るのが一番大事! キャンセルには柔軟に対応しています。
経営面だけで言えば泣かされますが、それでいいのです。でも、重複予約のキャンセルし忘れや、予約したこと自体を忘れてしまう方には困りました。到着されず、心配になって連絡を入れると「予約してない」と言うのです。いやいや、予約してますよお!?
一方、雨続きで良いこともありました。静高平の水、復活! テカリのオアシスで、美味しいお水がごくごく飲めますよ。小屋直下の水場の水も、夏の間は心持たない感じでしたが、今は逞しく、じゃんじゃん出ています。
■今年も頼れるスタッフ 高橋くん!
さて、前回この人の紹介を忘れていました。
読者の方には、ご存知の方も多いことでしょう。スタッフ 高橋くんです。昨年も、この方がいなければ、光小屋の運営はストップしていたに違いありません。世界一周の旅をひとまずお休みし、光小屋で働き始めてから早5年……。「いつ、また出発するの?」と言う声も、ちらほら聞こえますが……。
管理人・小宮山が不在の昨年、初めましてのアルバイトさんは1か月交代制でした。総勢6名の新人とシーズンを共に過ごし、山仕事中に骨挫傷になった足を引きずりながらも、なんとか4か月の任務をやり抜いた根性と気骨の男、高橋。
最近の事件は、カバキコマチ蜘蛛に腕を噛まれて、真っ赤っかに腫れてしまったこと。幸い、翌日にたまたまお医者さんが登って来てくれ、診てもらえました。ひと安心。
そういえば、1年目に狭い小屋で頭を派手にぶつけて、気分が悪くなるという事件があったのですが、翌日に宿泊のお客さんの中にお医者さんがいて、ヘッドライトで眼球チェックをしてくれたこともあったけ(これは本当に無事でよかった)。運がいいというか、悪いというかなんというか。
先日は、珍しく悩ましい顔をしていて心配していたら、「さっきお客さんとの会話で、もうちょっといい返しができたな、と思って」なんて言うものだから笑ってしまった。
睡眠をしっかりとって身体を休めたあとは、言うことにキレが増しているからおもしろい。山小屋は、生活を共に送りながら仕事をするので、できるだけ機嫌がいい人といたいものだ。それに、やっぱり元気が一番。