■私が尾瀬推しになったわけ

どこまでも続く木道。尾瀬らしさを象徴する風景です

 尾瀬というと、みなさんイメージされるのは「水芭蕉」ですよね。

 もちろんそれも大正解です(笑)

 でも尾瀬はミズバショウが咲く場所ってだけではありません。広大な湿原が広がる尾瀬ヶ原。湖畔散策が楽しめる尾瀬沼。そして、燧ヶ岳(ひうちがたけ)や至仏山(しぶつさん)などの山々に囲まれ、湿原・湖・山を楽しめる自然の宝庫なのです。

 さらに、尾瀬は群馬県、福島県、新潟県、栃木県の4県にまたがる広大なエリア。歩く場所によって見える景色も雰囲気も全然違います。

 最初の頃は「目的地まで歩こう」と前ばかり見ていた私でしたが、今では、少し進んでは立ち止まり、「あ、ワタスゲが増えてる」「今日はよく池塘(ちとう)に空が映っているなあ」と、気づけばなかなか前に進めません。

 何度歩いても飽きない。むしろ歩くたびに好きになってしまう。これが私が尾瀬に“沼って”しまった理由のひとつです。

■春の始まりを知らせてくれたミズバショウも終わり、次はカキツバタの出番!

今綺麗に見られる湿原の花々。ミズバショウはこれが今年最後の姿かな(2026年6月下旬)

 春の始まりを知らせてくれたミズバショウも6月下旬頃で見納め。今年のミズバショウは気が早く、例年よりも季節の移ろいが早く感じられます。今はカキツバタが見頃を迎えつつあり、湿原の景色も少しずつ初夏へと移り変わっていきます。湿原の中で凛と立つ姿は、思わず何枚も写真を撮りたくなる美しさです。

 行くたびに違う表情を見せてくれる尾瀬。普段の生活以上に季節の移ろいを感じてしまいます。今年の梅雨明けはそろそろでしょうか。雨粒にきらきら濡れた景色も、この季節ならではの楽しみ。でも、そろそろ青空の下を気持ちよく歩きたいなぁ……。なんて思う今日この頃です。

 夏が待ち遠しい反面、猛暑だけはほどほどでありますように……!