「せっかく釣りに来たのに、1匹も釣れなかった……」そんな苦い経験、誰でも一度はあるはずだ。実は、釣りの初心者が最初にぶつかる壁のほとんどは、魚種の選び方で解決できる。堤防や岩場に潜む「カサゴ」は遠投不要で、仕掛けも簡単なものでOK。アタリも明確と、初心者にとって理想的な条件が揃った魚だ。また、食べても絶品なのだ。

 今回は、釣果を上げるための、具体的かつシンプルな「3つのコツ」を実釣経験をもとに紹介する。

■なぜカサゴが初心者に向いているのか?

カサゴは比較的足場のよい岩場や堤防でも、十分な釣果を期待できる

 カサゴは一年中狙うことができる根魚の代表格。岩礁や堤防の底付近に潜んで獲物を待つ習性があり、広い海を泳ぎ回らないため、居場所さえわかれば初心者でも高確率で出合える。なぜ初心者に最適なのか、その理由を3つ紹介する。

・遠投がいらない:カサゴは足元の岸壁やテトラポットの隙間に潜んでいるため、遠くに仕掛けを投げなくても十分釣ることができる。
・準備が手軽:釣具屋で売っている安価なブラクリ仕掛け(オモリと針が一体となった仕掛け)と、オキアミやサバの切り身などのエサがあればはじめられる手軽さが魅力。また、エサだけでなくルアーでも同様に狙えるのが強みだ。なお、カサゴは背ビレやエラが鋭いため、魚を掴むフィッシュグリップやプライヤーも併せて用意しておくと安心だ。
・アタリが多い:エサをカサゴの近くに持っていくことができれば、高確率でガツガツっと明確なアタリを得ることができる。なお、居場所が見つけられればすぐにアタリを得られることが多い一方で、アタリがない場合は、居場所を探すために歩き回ることが必要な場合もある。