■ランチ休憩に最適な「千国諏訪神社」

「千国諏訪神社」でお参りを済ませ、境内でランチ休憩をとる

 中学校を過ぎると「塩の道祭り」のメイン会場となる「千国諏訪神社」に到着。ここが今回のルートの中間点だ。祭りの日は境内に「街道市」と呼ばれる出店が並び、お味噌汁やお茶のふるまいもある。ちょうど昼時につくので、ランチ休憩にうってつけの場所となっている。

 神社の舞台では民謡や、地元の小学生・中学生たちの合唱や吹奏楽などが披露され、昼時はイベントが目白押しだ。また、祭りの日は地元の子どもや商工会青年部が飛脚姿で塩の道を歩いているのだが、イベントではこの飛脚たちが舞台に上がり、“飛脚ポーズ”をきめる撮影タイムもある。

街道市ではパンやおにぎり、スイーツ、ドリンク、おみやげなどを売る出店が並ぶ
塩の道を歩いているとしばしば目にする飛脚隊。昼時のイベントではこの一行が「千国諏訪神社」に集結する

 また、「塩の道祭り」では旅姿のコスプレができるレンタル衣装を実施している。衣装は本格的なセットと簡単なセットが選べ、しかも祭りの参加者はレンタルは無料になるというからうれしい。公式ホームページから衣装レンタルの申し込みできる(※2026年4月10日現在、好評につき既に受付終了となっております)

かつて塩の道を往来していた歩荷姿で歩くと旅人気分が一層高まる
女性の旅人姿の衣装を着ている人も見かける
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■「千国番所跡」で通行の証をゲット

番所前では甘酒のふるまいや姫川太鼓が披露され、休憩所も利用できる

 昼食休憩で英気を養い、また歩き始めたら今度は「千国番所跡」に立ち寄る。このあたりは千国宿が置かれた街道の要所。かつて塩の道を行きかう人たちは、番所で通行手形を見せ、荷物のチェックを受けなければならなかった。塩の道の旅人気分を味わうからには、番所はぜひとも立ち寄っておきたい。

 でも実は、この施設は民家を移築した「千国の庄史料館」で番所は復元されたもの。塩の道に関するものや当時の暮らしぶりを伝える品々が展示され、普段は入館料がかかるが祭の日は無料開放されている。スタート地点の受付でもらったマップには、スタンプを押印する欄が2か所あり、その1つがこの番所でもらえる「通行の証」のスタンプだ。

祭の日は番所の入り口に門番が立ち、しっかり旅人をチェックしている

 ここから先は「千国越えコース」で最も難所の親坂が待ちかまえている。この坂からゴールの栂池高原までは見どころが多く、紹介したいポイントがたくさんあるので、続きは【後編】で触れていきたい。

小谷村「塩の道祭り」の詳細はこちら

<おすすめルート>
下里瀬 → 千国諏訪神社 → 千国番所跡 
(所要時間:約2時間50分)

【後編を読む】古道の面影が残る“石畳”や牛も泊まった“牛方宿”  ゴールで待つのは「北アルプス」の大パノラマ