■石仏群や水車小屋も堪能
ここまでが塩の道の「石坂越えコース」に含まれるルートで、村役場の先からが「千国越えコース」となる。さっそくつづら折りの三夜坂がはじまり、木々の間から見える山並みに癒されながらゆっくり進んでいく。
登りきると小土山(こづちやま)という地区につき、ここでは庚申塚や疫病除けや魔除けの効果があるとされる鍾馗(しょうき)を線彫りした像が集まる「小土山石仏群」を見ることができる。
途中で太鼓の音が聞こえてきたので谷側を見下ろすと、塩の道の下を通る道路で子どもたちが「小谷太鼓」を叩いている。塩の道を歩く人たちを鼓舞してくれるようで、しばし足をとめて聞き入る人も多い。演奏が終わると拍手とともに、観客たちから「ありがとー!」と声がかかる。ルートから少し外れるが、太鼓が演奏されている舗装路まで下りていくと「塩の道水車」を見ることができる。
さらに先へと進むと、次なる休憩ポイントの大別当地区に着く。飲み物などがもらえるふるまいテントのすぐ横に「大別当石仏群」があり、歴史を感じる庚申塚や石仏、祠などが集まっている。
ひと休みしたら、民家を抜け、段々になった田園を進んでいくと、田んぼに大きく「小谷」と描かれたポイントがある。ちょうど道から見下ろせる開放的な場所なので、ここで記念撮影をする人も多い。
千国地区に入ると塩の道沿いに源長寺がたたずみ、寺の入り口には「三十三番観音像」がずらりと並び、それがまた壮観だ。また、寺のすぐそばに小谷中学校があり、祭りに合わせてか、生徒たちがお団子を売っている。手頃な価格で、毎年購入して旅の癒しにさせてもらっている。