■オートロウリュに熱波イベントも開催される本格サウナ

メインの大きな内湯を真ん中に、洗い場やサウナ、水風呂が放射状に配置されています

 大きな内湯を中心に、洗い場やサウナ、水風呂が放射状に配置されているのもロマネットの特徴です。

女湯のサウナ室。とても広々としています 

 サウナ室は女性側も広く、温度は約94℃前後です。20分に1回ほどオートロウリュが発動し、鹿威しのような仕組みで水がサウナストーンに落ち、蒸気が体全体を包み込みます。頻度の高いオートロウリュのお陰でしっかりと汗がかけるので、サウナ愛好家も満足できると思います。熱いのが苦手な方は下段に座りましょう。

 ロウリュにはフランス産のアロマオイルを混ぜたお水を使っているほか、毎月26日(風呂の日)には男女のサウナ室で熱波イベントを1日に4回開催しているとのこと。フィンランドサウナへのこだわりが感じられます。 

■体の疲労感が抜けていく感覚を味わう 

水風呂は階段付き。平均は15℃前後ですが、冬はもっと冷たいと思います

 汗をシャワーで流したら水風呂へ。水温はおよそ15℃前後で、季節によってはさらに冷たく感じることもあります。

 浴槽は階段式になっており、深さを調整しながら入れます。女性側でも数人がゆったり入れるサイズで、しっかりと身体を冷やすことができます。冷たすぎるのが苦手な方は、頭を流すだけでもスッキリしますよ。

外気を感じて休憩するには十分なスペース

 外気浴ができるように外にベンチが用意されています。露天風呂はないため、こちらのスペースを使用している人は少ない印象。ほかに誰もいなければベンチに横になって休むのも気持ちがいいです。

 空を見上げながら深呼吸をして、自分の心臓の音に耳を傾けていると体が生まれ変わっていくような感覚になります。ひんやりとした風が気持ちよく、山歩きの疲れがゆっくりと抜けていくようです。なお、男性側は、外気浴スペースから隣の桜並木が見えることもあるそうですよ。

■しっかりとした温度差がととのいを生む 

入浴後にゆったりできる無料の休憩スペースもあります

 かつて、「世界一のシルク輸出拠点」だった岡谷や諏訪には、巨大な製糸工場が立ち並んでいました。当時、その富と華やかな文化の象徴として西洋の文化を積極的に取り入れたローマ風呂が、映画『テルマエ・ロマエII』のロケ地にもなった「片倉館」であり、ここ「ロマネット」なのです。

 「ロマネット」には、芯から温まる温泉と、しっかり熱いサウナ、そして冷えた水風呂の三拍子が揃っています。この温度差がとても心地よくて、つい何度もルーティンを繰り返してしまいます。お風呂の種類は多くはありませんが、そのシンプルさが逆に心地よく、自分のペースでととのう時間を過ごせるのが、この施設の魅力だと感じます。

 また、特筆すべきは朝風呂の料金です。サウナと休憩室は利用できませんが、早朝5時半~9時までは朝風呂料金となり、大人は300円、小学生以下は160円と非常にリーズナブルに入浴できます。筆者はまだ朝風呂を利用したことはありませんが、いつか、熱いお湯で体を目覚めさせてみたいと思っています。

 

<温泉DATA>

美肌の湯 ロマネット 

長野県岡谷市長地権現町4-1-24

0266-27-6080 

日帰り入浴料:大人600円、小人300円 

朝風呂:大人300円、小人160円(5:30~9:00  ※サウナ・休憩室なし。8:30最終受付) 

レンタルタオル:400円(バスタオル、フェイスタオル)

入浴時間:10:00~22:30 (最終受付 22:00) 

休館日:毎週火曜日(祝日は除く) 

*料金や入浴時間は初出時のデータです。変動することがあります。