◼️台湾ならではの独特なルールが多数

すでに何度か踏査には訪れているそう

 ちなみに、台湾百岳の多くは国立公園内にあり、登るためには事前に国立公園管理者への入園申請と警察署への登山届の提出が不可欠。宿泊を伴う登山の場合は山小屋やテント場の予約が必須なことも、日本の登山とは勝手が違う部分だろう。

 「さらに、各山には登山レベルが設定されていて、例えばレベルBの山に登るためには、事前にレベルAの山を登った経験が必要です。スキルや経験があっても、飛び級でいきなりBやCの山を登ることはできません。本来ならば、海外からの登山者は個人ガイドや山岳ツアー会社に申請を代行してもらう必要があるところを、今回の挑戦では台湾山岳協会に全面的な協力をいただいて計画を進めています」とのこと。かなり日本の登山とは、計画段階から勝手の違うチャレンジとなりそうだ。

現地の家庭で食事をいただく。人々との出会いも田中さんの旅ならではの魅力だ

 これまで田中さんが取り組んできたプロジェクトは、ピークを踏むだけにとどまらず、登山者以外にも登山の旅としての魅力を伝えてきた。今回もきっと、人々との出会いを重ねながら、山登りを通して台湾ならではの風景や文化の素晴らしさを伝えてくれるはず。海の向こうの新たなステージでどんな挑戦を見せてくれるのか、田中さんの新しい旅はすでに始まっている。

これまでの挑戦はTVでも放送され、すっかりお茶の間の人気ものに