登山において「時計」は重要な装備のひとつとされています。登山用の時計は単なる時刻の確認だけでなく、高度や気圧、方位などを知るための機能が備わっており、状況判断を助けてくれる心強いアイテムです。登山中は天候や地形の変化に注意を払い、緊急時には迅速な対応が求められます。安全性や快適性を高めるためにも、自分に合ったものを選ぶことが大切です。

 本記事では、登山用の時計の基礎知識や選び方のコツ、おすすめモデルをわかりやすく解説します。

■登山用時計とは

登山時計

 登山用時計は、安全で快適な登山をサポートするために設計された多機能な腕時計のことを指します。登山用につくられた腕時計なら、高度計、気圧計、コンパスといった、刻々と変化する自然環境を内蔵のセンサーで計測します。

 これらの機能によって、登山者は現在地の標高や天候の変化、進行方向などをリアルタイムで把握して、山行計画の遂行や変更に必要な判断の材料とします。的確な判断は事故や遭難などのリスクを軽減することにつながります。また、登山用につくられた腕時計は、モデルにもよりますが防水性や耐久性、長時間稼働など、よりハードな環境でも動作する、信頼性の高さも特徴です。

■登山用時計は必要? いらない?

登山時計

 登山において専用の時計は本当に必要なのか、それともいらないのか、と迷う人も多いでしょう。登山スタイルや経験によって考え方はさまざまですが、まずは役割や必要とされる理由を知ることが大切です。

●登山中の判断を支える多機能センサー

 登山では、現在地や標高、天候の変化を正確に把握することが、安全で計画的な登山を行ううえで欠かせません。高度計・気圧計・コンパスといった多機能センサーが搭載されており、これらの情報をリアルタイムで取得できます。

 例えばルート選択においては、GPSで現在地を把握し、コンパス機能が進行方向を示します。複数の重要な情報を一つの時計で確認できる利便性は、登山時計ならではの大きな魅力です。

●過酷な環境でも信頼できるタフネス性能

 さまざまな状況のなかを歩き続ける登山においては、雨風や汚れ、衝撃など、時計にとっても過酷な状況が続きます。登山用時計の多くは、高い防水性や耐衝撃性、防塵性を備えており、こうした厳しい環境下でも問題なく使えるように設計されています。

 さらに、低温でも安定して動作し、バッテリーが長持ちするモデルも多く、冬季登山や高山での活動時にも信頼できる存在です。どんな状況でも確実に情報を提供してくれるタフネス性能は、選ぶうえで重要なポイントの一つです。

●スマートフォン依存を減らし電池を節約

 登山では、スマートフォンを地図アプリの使用や写真撮影、緊急時の連絡手段として活用する人も増えています。しかし、これらの機能はバッテリー消耗が激しいため、長時間の登山では電池切れのリスクが高まります。

 登山用の時計があれば、時刻確認や方位確認、標高や気圧のチェックといった機能をスマートフォンに頼らずに済みます。結果としてスマートフォンのバッテリーを温存でき、非常時に確実に使える状態を保てるという点でも、重要なアイテムと言えるでしょう。

■登山用時計の選び方【購入のヒント】

登山時計

 登山に適した時計を選ぶには、自分の登山スタイルや必要とする機能をしっかり見極めることが大切です。ここでは、失敗しない登山用時計の選び方をわかりやすくご紹介します。

●登山用時計に必須の3大機能とGPS

 登山に適した時計には、多くの便利な機能がありますが、特に欠かせないのが「高度計」「気圧計」「コンパス」の3大機能です。これに加えて、現在地の把握に便利なGPSも重要です。登山を安全に楽しむために、基本となる機能についてまず確認しておきましょう。

高度計:標高と行動計画を“見える化”

 時計に内蔵された圧力センサーで気圧を測定し、それを標高に換算して表示する機能です。登山中に現在地の標高を把握できるため、地図と照らし合わせて位置確認をしたり、目標地点との高低差からペース配分を考えたりするなど重要な情報を得ることができます。

気圧計:天候急変の兆しをいち早く察知

 大気中の圧力をリアルタイムで測定する機能で、登山中の天候変化を予測するのに役立ちます。登山中に気圧の変化をグラフなどで確認することで、突然の悪天候に備えて早めにレインウェアを準備したり、退避や下山を決断するなど、安全な行動につながる大切な機能です。

コンパス機能:視界不良時の正しい方向確認に有効

 コンパス機能は、登山中に進むべき方角を示してくれる重要な機能です。雪山や沢登り、濃霧や悪天候で登山道がわかりづらい場所では、道に迷うリスクが高まります。コンパスと地図を併用することで、自分の現在地や正しい進行方向を確認でき、安全なルート選びに役立ちます。

GPS機能:現在地やルート確認が可能

 GPS機能は、現在地の把握や通過ルートの記録、目的地までのナビゲーションなどに役立ちます。視界が悪い山中や分岐の多い登山道でも、正確な位置を知ることで道迷いを防ぎ、安全な登山に大きく貢献します。また、万が一の際には、現在地の情報を共有することで救助要請にも活用できます。

 いずれも登山をサポートしてくれる機能ですが、正確な現在位置の把握やルートファインディングには、専用のコンパスと地形図、高度の情報が必要となります。それぞれの特性を理解して判断材料とするようにしましょう。

●登山用時計にあると便利な機能

 必須の機能に加えて、さらに便利な機能が搭載されているモデルも多くあります。いくつか例をあげますので、自分の登山スタイルや目的に合わせて、どのような機能が必要か検討してみてください。

機能 説明
温度計 現在地の気温を測定。体調管理や防寒対策に活かせる
日の出・日の入り時刻表示 行動計画の参考になり、日没前の安全な下山判断に有効
心拍数計測 心拍数を視覚的に確認しながら歩くスピードを調節できる
ストップウォッチ 休憩時間や行動時間の管理、ペース配分の確認などに活用できる
アラームやタイマー 起床時刻を知らせたり、調理などの時間の計測に使える
バックライト 暗い場所でも文字盤や液晶表示を照らして視認性を確保
ログ 高度や気圧、ルートなどの記録を残し、次回登山の計画にも役立てることができる
ソーラー充電 電池交換の手間が省け、長期間の使用や縦走登山などでバッテリー切れの心配を軽減できる
電波受信 自動で時刻修正を行い、常に正確な時刻を維持できる

●登山用時計の種類は大きく3つ

 登山用の時計は、表示方式や機能によって、大きく3種類あります。ご自身の好みや登山スタイル、重視するポイントなどを考慮して、最適なタイプの登山時計を選びましょう。

視認性と信頼感が魅力のアナログ登山時計

 アナログ式は、針による表示で高度、気圧などを表示するタイプです。情報の変化を直感的に把握しやすく、視認性に優れている点が大きな特長です。多機能性ではデジタルに劣るものの、バッテリーの持ちの良さなどで信頼されているタイプです。

多機能性と情報量の豊富さが魅力のデジタル登山時計

 デジタル式は、液晶画面に時刻や各種センサーの測定値を数字やグラフで表示します。多くの情報を一度に表示できるため、高度、気圧、温度、方位などその時に必要なデータを一目で把握できます。ストップウォッチやアラーム、GPS連携など多機能を搭載したモデルも豊富です。効率的に情報を管理したい登山者におすすめのタイプです。

高機能・多用途なスマートウォッチ型登山時計

 スマートウォッチ型は、GPS機能や心拍計、活動量計、スマートフォンとの連携機能などを搭載した高機能なモデルです。アプリを追加することで機能を拡張できるものもあり、日常生活にも活用できるヘルス機能を備えたものなど、汎用性の高さが魅力です。ただし、他のタイプに比べてバッテリーの消耗が早いため、長時間の登山では予備電源の携行が推奨されます。

●電源方式は電池式・ソーラー式・充電式の3種類

 登山時計の電源方式は、「電池式」「ソーラー充電式」「USB充電式」の3種類です。

 電池式は、コイン型リチウム電池やアルカリボタン電池などを用いたシンプルな方式で、長寿命ながら交換の手間があります。

 ソーラー充電式は、文字盤の裏などに搭載されたソーラーパネルで駆動するタイプです。太陽光だけでなく、蛍光灯などの光でも充電可能で、電池交換の必要がなく長期の山行にも向いています。

 USB充電式は、主に多機能型の登山時計に採用されていることが多く、当然ながら定期的な充電が必要です。スマートフォンやヘッドライトの充電用に携行する、モバイルバッテリーを活用しましょう。

 登山のスタイルや使用頻度に応じて、最適な電源方式を選ぶことが大切です。

●バッテリーの種類と駆動時間、充電の手間を理解する

 登山時計のバッテリーの種類と駆動時間、充電の手間は非常に重要なポイントです。

 電池式は手軽で交換も簡単ですが、センサーを多用すると電池寿命が短くなることがあります。ソーラー充電式は行動中に充電でき、光のない状態でも長時間駆動するため、バッテリー切れの心配が少ないのが特徴です。

 一方、USB充電式のスマートウォッチ型はGPSの使用頻度や画面の設定によって駆動時間が変動します。購入時にはカタログスペックだけでなく、実際のユーザーレビュー等も参考にし、自分の登山スタイルに合ったモデルを選ぶことが大切です。

●耐久性と防水性で選ぶ登山用時計の安心性能

 登山では、耐久性と防水性が重要なポイントとなります。

 耐久性を高めるためには、ケース素材に注目しましょう。軽量で錆びにくいチタン製、強度と軽さを両立したカーボンファイバー強化樹脂、耐傷性の高いステンレススチールが主に使われています。

 また、防水性は「〇気圧(BAR・ATM)」で表記され、登山用なら最低でも10気圧、より過酷な環境を想定するなら20気圧以上がおすすめです。本格的な登山やウォータースポーツも楽しむなら20気圧防水以上が良いでしょう。

 急な悪天候や水辺での活動にも安心して使えるよう、耐久性と防水性の両面からしっかりチェックしましょう。

●グローブ着用時も快適に使える操作性と高い視認性

 登山中はグローブを着けたまま時計を操作することも多いため、ボタンやりゅうずの大きさや配置、押しやすさがとても重要です。凹凸がはっきりしていて生地を通してでも確実に操作できるものが理想です。タッチパネル式の場合は、感度が良く、手袋対応のモデルを選ぶと安心です。

 また、視認性も重要で、直射日光下や薄暗い樹林帯、悪天候時でも情報を素早く正確に読み取れるよう、文字盤や液晶のコントラスト、文字の大きさ、バックライトの明るさをチェックしましょう。アナログ式は針の太さや色、デジタル式は表示レイアウトやカラーの見やすさがポイントです。

■登山用時計で定番・人気のメーカー・ブランド

 登山時計

 登山用時計には、多くの登山者に支持されてきた定番・人気のメーカーやブランドがあります。信頼性や機能性に優れたモデルが揃っており、初心者から上級者まで幅広く選ばれています。ここでは、代表的なメーカーとその特徴を紹介します。

●CASIO PRO TREK(カシオ プロトレック)

 カシオの「プロトレック」は、登山をはじめとするアウトドアアクティビティ向けに開発されたタフで高機能なウォッチシリーズです。1995年の初代モデル登場以来、方位・気圧/高度・温度を測定できる「トリプルセンサー」をはじめ、多彩な機能を搭載。常にアウトドアシーンをリードしてきました。

 耐久性、視認性、操作性にも優れ、過酷な環境下でも確実に機能を発揮します。初心者からベテラン登山者まで幅広い層に支持されてる定番ブランドです。

●CASIO G-SHOCK(カシオ ジーショック)

 カシオのもう一つの代表的なウォッチブランド「G-SHOCK」は、「落としても壊れない丈夫な時計」というコンセプトのもと、1983年に誕生しました。その圧倒的なタフネス性能は、登山のような衝撃や振動、泥や水にさらされる過酷な環境において絶大な信頼を得ています。

 近年ではプロトレック同様のトリプルセンサーやGPS機能、心拍計などを搭載した高機能モデルも登場しており、登山用途としても注目されています。

●SUUNTO(スント)

 フィンランドで誕生した「スント」は、精密機器メーカーとしての長い歴史を持ち、特にコンパスやスポーツウォッチの分野で高い評価を得ています。北欧ならではの洗練されたデザインと、過酷な環境下でも正確に機能する信頼性を兼ね備えています。

 登山向けモデルでは、高度計、気圧計、コンパスといった基本機能に加え、GPSナビゲーション機能や日の出・日の入り時刻表示など、登山をサポートする多彩な機能を搭載。プロの登山家やアスリートからも愛用されています。

●GARMIN(ガーミン)

 アメリカで創業された「ガーミン」は、GPS技術のパイオニアとして知られ、航空、船舶、自動車、そしてアウトドア・フィットネス分野で革新的な製品を提供し続けています。

 登山向けウォッチでは、高精度なGPS機能に加え、詳細な地形図表示、ルートナビゲーションなどが充実しており、計画的かつ効率的な登山をサポートします。ソーラー充電機能や、血中酸素トラッキング、心拍計といった健康管理機能も増え、日常からアクティビティまで幅広く活用できます。

●SEIKO PROSPEX(セイコー プロスペックス)

 日本の老舗時計メーカーであるセイコーが展開する「プロスペックス」は、ダイビングやトレッキングなど、スポーツやアウトドアシーンに対応する本格機能を備えたウォッチブランドです。

 登山やトレッキング用では、ソーラー充電機能や高い防水性、堅牢な外装構造に加え、簡易方位計を備えたモデルなどがあります。セイコーならではの高い品質と信頼性、そして実用的な機能が魅力で、日常使いから本格的なアウトドアまで対応できるモデルが揃っています。

■登山時計おすすめランキング|特徴やスペックを紹介

登山時計

 ここからは、厳選したおすすめの登山用時計を紹介します。サイズや価格、求められる機能など気になるポイントをまとめています。自分の登山スタイルに合った時計選びの参考にしてください。

※本ランキングは、Amazon・楽天の販売状況および編集部独自の基準をもとに作成しています。

●登山時計おすすめ1位:カシオ  プロトレック Climber Line PRG-340-1JF

 本格的アウトドアギアとして人気のCASIO「プロトレック」シリーズの中でも、PRG-340は軽量で環境に配慮したバイオマス樹脂製ケースが特長です。方位・気圧/高度・温度を測定できるトリプルセンサーを搭載し、ソーラー充電、耐低温仕様と、登山やアウトドアに最適な高機能モデルなります。

メーカー CASIO(カシオ)
製品名 プロトレック Climber Line PRG-340-1JF
素材(ボディ) 樹脂
サイズ 54.7×51.7×15.1mm
防水性能 10気圧防水
電源方式 ソーラー充電式
稼働時間 約7か月
文字盤タイプ デジタル
高度計測機能
気圧計測機能
コンパス機能
GPS機能
地図
温度表示
心拍数計測
価格(税込) 29,700円
公式サイト CASIO(カシオ)公式サイト

●登山時計おすすめ2位:ガーミン  Instinct Crossover Dual Power

 アウトドアスポーツウォッチといえば真っ先に思い浮かぶ、トップクラスのウェアラブル機器メーカー・GARMIN。その中でも、耐久性と視認性の高さで評価され続けているのが「Instinct Crossover Dual Power」です。アナログとデジタルのハイブリッドディスプレイを採用しており、視認性は抜群。登山中の強い日差しや悪天候の中でも、必要な情報をしっかり確認できます。

メーカー GARMIN(ガーミン)
製品名 Instinct Crossover Dual Power
素材(ボディ) 繊維強化ポリマー、ステンレススチール
サイズ 45.0×45.0×16.2mm
防水性能 10気圧防水
電源方式 専用ケーブル充電
稼働時間 約70日間
文字盤タイプ アナログ+デジタル
高度計測機能
気圧計測機能
コンパス機能
GPS機能
地図
温度表示
心拍数計測
価格(税込) 77,000円
公式サイト GARMIN(ガーミン)公式サイト

●登山時計おすすめ3位:カシオ  プロトレック Climber Line  PRT-B50-1JF

 CASIOプロトレックシリーズのBluetooth機能付きウォッチ。スマホとの連携が最大の魅力です。高機能なクワッドセンサーで無理なく安全で快適な登山を実現。時計で取得した高度とスマートフォンのGPSで取得した経路を専用アプリに記録します。消費カロリーや移動ルートを振り返り、登山後も楽しめます。大型の方位ベゼルで操作性も良好です。

メーカー CASIO(カシオ)
製品名 プロトレック Climber Line PRT-B50-1JF
素材(ボディ) 樹脂
サイズ 57.5×50.8×15.8mm
防水性能 10気圧防水
電源方式 電池式
稼働時間 約2年
文字盤タイプ アナログ(一部デジタル)
高度計測機能
気圧計測機能
コンパス機能
GPS機能
地図
温度表示
心拍数計測
価格(税込) 33,000円
公式サイト CASIO(カシオ)公式サイト

●登山時計おすすめ4位:山善  スマートウォッチ クロノウェア

 10項目の機能が搭載された山善のクロノウェアは、心拍数や歩数計、活動計量に特化したスマートウォッチです。睡眠モニターや座りすぎタイマーなどユニークな機能が搭載されており、山登りはもちろん日々の暮らしもしっかりとサポートします。機能に対してリーズナブルな価格が魅力的。

メーカー 山善
製品名 スマートウォッチ クロノウェア
素材(ボディ) 樹脂、アルミニウム
サイズ 51.8×47×12.5mm
防水性能 IP67
電源方式 USB充電式
稼働時間 最長約7日間
文字盤タイプ デジタル
高度計測機能
気圧計測機能
コンパス機能
GPS機能
地図
温度表示
心拍数計測
価格(税込) 8,400円
公式サイト 山善公式サイト

●登山時計おすすめ5位:アマズフィット  T-Rex 3 48mm

 耐熱性70℃、耐寒性-30℃、耐水性100mと軍事規格の耐久性を誇るAmazfit T-Rex 3。これほどの耐久性を備えたモデルは珍しく、長期縦走を好む方、これから挑戦したい方にはぴったりの時計です。登山向けの専用アプリに加えて、スポーツモードなど日常使いにも便利な機能が充実しています。

メーカー Amazfit(アマズフィット)
製品名 T-Rex 3 48mm
素材(ボディ) ステンレススチール
サイズ 48.5×48.5×13.75mm
防水性能 10気圧防水
電源方式 USB充電式
稼働時間 最大27日間
文字盤タイプ デジタル
高度計測機能
気圧計測機能
コンパス機能
GPS機能
地図
温度表示
心拍数計測
価格(税込) 39,900円
公式サイト Amazfit(アマズフィット)公式サイト

●登山時計おすすめ6位:ガーミン  epix Pro (Gen 2) 51mm

 鮮やかなAMOLEDディスプレイと堅牢なチタンボディが特長の、GARMINのフラッグシップGPSウォッチ。アメリカ国防総省MIL規格準拠のタフネス設計で、過酷な環境にも対応。LEDフラッシュライトを内蔵しており、夜間行動時も安心です。日常でもアウトドアでも活躍する、登山者に心強い1本です。

メーカー GARMIN(ガーミン)
製品名 epix Pro (Gen 2) 51mm
素材(ボディ) 繊維強化ポリマー(チタンリアカバー)
サイズ 51×51×14.9mm
防水性能 10気圧防水
電源方式 Garmin独自の充電ケーブルによる有線充電
稼働時間 約31日間
文字盤タイプ デジタル
高度計測機能
気圧計測機能
コンパス機能
GPS機能
地図
温度表示
心拍数計測
価格(税込) 109,800円
公式サイト GARMIN(ガーミン)公式サイト

●登山時計おすすめ7位:ミブロ  GS Pro

 Mibroの最上位モデルであるGS Proは、登山はもちろんサイクリングやカヤックなど様々なシーンで活用できるアウトドア用スマートウォッチです。登山中でも電話やSMSを送信することが可能。本体は高級時計と同じ316Lステンレススチールを採用しており、優れた耐久性と耐腐食性を兼ね備えています。

メーカー Mibro(ミブロ)
製品名 GS Pro
素材(ボディ) ステンレススチール
サイズ 46.5×46.5×11.8mm
防水性能 5気圧防水
電源方式 USB充電式
稼働時間 最大20日間
文字盤タイプ デジタル
高度計測機能
気圧計測機能
コンパス機能
GPS機能
地図
温度表示
心拍数計測
価格(税込) 19,800円
公式サイト Mibro(ミブロ)公式サイト

●登山時計おすすめ8位:スント  Core All Black

 アウトドアウォッチの代名詞とも言えるSUUNTOの中で安定した人気を誇るCoreシリーズ。高度、気圧、コンパス、天候といった登山に欠かせない情報から、水深10mまでの素潜りが可能な防水性を持っている高機能な時計です。ユーザー自身でもバッテリー交換が可能。

メーカー SUUNTO(スント)
製品名 Core All Black
素材(ボディ) アルミ/コンポジット
サイズ 49.1×49.1×14.5mm
防水性能 3気圧防水
電源方式 電池式
稼働時間 12か月
文字盤タイプ デジタル
高度計測機能
気圧計測機能
コンパス機能
GPS機能
地図
温度表示
心拍数計測
価格(税込) 44,000円
公式サイト SUUNTO(スント)公式サイト

●登山時計おすすめ9位:ガーミン  Enduro 3

 

 驚異的なロングバッテリーと地図ナビ機能を備えた、GARMINの軽量タフネスモデル。ソーラー充電対応で、GPSモードでも約320時間の稼働が可能です。フルカラーの日本詳細地形図を搭載しており、山道でも地図を確認しながら行動できます。わずか63gの軽量設計に加え、MIL規格準拠の耐久性など長時間行動を支える機能を備えています。

メーカー GARMIN(ガーミン)
製品名 Enduro 3
素材(ボディ) チタン
サイズ 51×51×15.7mm
防水性能 10気圧防水
電源方式 専用ケーブル充電
稼働時間 約90日間
文字盤タイプ デジタル
高度計測機能
気圧計測機能
コンパス機能
GPS機能
地図
温度表示
心拍数計測
価格(税込) 148,000円
公式サイト GARMIN(ガーミン)公式サイト

●登山時計おすすめ10位:スント  SUUNTO Vertical Titanium Solar Canyon

 登山やアウトドアに特化したハイエンドGPSウォッチです。チタン製の堅牢なボディに、ソーラー充電対応の長時間バッテリー、デュアルバンドGPS、気圧・高度・コンパスなどの多機能センサーを搭載。さらに、オフライン対応の詳細な地図表示や心拍計測も可能で、過酷な環境でも信頼できるパートナーとして活躍します。高性能と耐久性を両立した、登山時計の決定版です。

メーカー SUUNTO(スント)
製品名 Suunto Vertical
素材(ボディ) ガラス繊維強化ポリアミド製
サイズ 49×49×13.6mm
防水性能 10気圧防水
電源方式 充電式リチウムイオン+ソーラー充電
稼働時間 最大60日間
文字盤タイプ デジタル
高度計測機能
気圧計測機能
コンパス機能
GPS機能
地図
温度表示
心拍数計測
価格(税込) 114,950円
公式サイト SUUNTO(スント)公式サイト

●登山時計おすすめ11位:シチズン  プロマスターJV1005-02W

 アウトドア愛好家に長年支持される「プロマスター LANDシリーズ」。アナログとデジタルが融合したコンビネーションウォッチJV1005-02Wは、MIP液晶で視認性が高く、複数エリアや任意の曜日で設定できるアラームを備える、実用性とデザイン性に優れた一本となっています。

メーカー CITIZEN(シチズン)
製品名 プロマスターJV1005-02W
素材(ボディ) ステンレス
サイズ 43.9×43.9×14.0mm
防水性能 20気圧防水
電源方式 ソーラー充電式
稼働時間 3年
文字盤タイプ アナログ+デジタル
高度計測機能
気圧計測機能
コンパス機能 ◯ 簡易方位付計つき回転リング
GPS機能
地図
温度表示
心拍数計測
価格(税込) 126,500円
公式サイト CITIZEN(シチズン)公式サイト

●登山時計おすすめ12位:ガーミン  Instinct 3 Dual Power

 第三世代のソーラーパネルを搭載し、ソーラー充電による無制限バッテリーが魅力のタフネスGPSウォッチ。太陽光の下でも見やすいMIPモノクロディスプレイは視認性に優れ、登山中の情報確認もスムーズです。複数の衛星システムに対応する高精度GPSが搭載されるほか、健康管理に役立つ機能も充実しており、アウトドアやスポーツ、日常使いにも活躍するモデルです。

メーカー GARMIN(ガーミン)
製品名 Instinct 3 Dual Power 50mm
素材(ボディ) 繊維強化ポリマー/アルミ
サイズ 50×50×14.4mm
防水性能 10気圧防水
電源方式 専用ケーブル充電
稼働時間 約40日間
文字盤タイプ デジタル
高度計測機能
気圧計測機能
コンパス機能
GPS機能
地図
温度表示
心拍数計測
価格(税込) 79,800円
公式サイト GARMIN(ガーミン)公式サイト

●登山時計おすすめ13位:セイコー  プロスペックス アルピニスト SBDC091

 名機「ローレル アルピニスト」がルーツのメカニカルウォッチ。上質な牛革バンドが印象的で、シンプルながら品格のあるデザインは、ビジネスシーンにも馴染みます。20気圧防水を備え、登山などのアウトドアにも対応。必要な機能に絞られつつ、簡易コンパスが搭載されています。

メーカー SEIKO(セイコー)
製品名 プロスペックス アルピニスト SBDC091
素材(ボディ) ステンレス
サイズ 46.4×39.5×13.2mm
防水性能 20気圧
電源方式 自動巻(手巻きつき)
稼働時間 最大70時間
文字盤タイプ アナログ
高度計測機能
気圧計測機能
コンパス機能
GPS機能
地図
温度表示
心拍数計測
価格(税込) 97,900円
公式サイト SEIKO(セイコー)公式サイト

●登山時計おすすめ14位:カシオ  プロトレック Climber Line PRW-31YT-7JF

 CASIOの人気アウトドアライン「プロトレック」シリーズの中でも、コンパクトなPRW-30をベースに、サファイアガラスとチタンバンドを採用した上位モデルがPRW-31YT-7JFです。耐摩耗性、耐傷性に優れ、過酷な環境でも安心して使用できます。大自然を感じる深みのあるブルーが施されており、デザイン性の高さも登山者の心をくすぐるポイントです。

メーカー CASIO(カシオ)
製品名 プロトレック Climber Line PRW-31YT-7JF
素材(ボディ) 樹脂、ステンレススチール
サイズ 51.6×45.2×12.3mm
防水性能 10気圧防水
電源方式 ソーラー充電式
稼働時間 約6か月
文字盤タイプ デジタル
高度計測機能
気圧計測機能
コンパス機能
GPS機能
地図
温度表示
心拍数計測
価格(税込) 80,300円
公式サイト CASIO(カシオ)公式サイト

●登山時計おすすめ15位:スント  SUUNTO RUN Lime

 薄さ11.5mm、SUUNTO史上最軽量のスマートウォッチ「SUUNTO RUN」。カジュアルかつ軽量でシンプルなデザインながら、多彩なスポーツモードを搭載しています。もともとランナー向けの設計ですが、正確な位置情報機能は登山にも役立ち、軽快な装着感が魅力です。

メーカー SUUNTO(スント)
製品名 SUUNTO RUN Lime
素材(ボディ) ガラス繊維強化ポリアミド
サイズ 46×46×11.5mm
防水性能 5気圧防水
電源方式 USA充電式
稼働時間 最大12日間
文字盤タイプ デジタル
高度計測機能
気圧計測機能
コンパス機能
GPS機能
地図
温度表示
心拍数計測
価格(税込) 43,890円
公式サイト SUUNTO(スント)公式サイト

●登山時計おすすめ16位:カシオ  G-SHOCK GPR-H1000-1JR

 過酷な自然環境を想定し設計されたG-SHOCKのMASTER OF Gシリーズは、耐塵、防泥、耐衝撃構造で、防水は20気圧と高スペック。どんなアウトドアシーンでも活躍する相棒となることでしょう。バイオマスプラスチック素材が採用されており、環境配慮モデルとしても注目されています。

メーカー CASIO(カシオ)
製品名 G-SHOCK GPR-H1000-1JR
素材(ボディ) 樹脂
サイズ 60.6×53.2×20.3mm
防水性能 20気圧防水
電源方式 ソーラー充電式、USB充電式
稼働時間 最大2か月
文字盤タイプ デジタル
高度計測機能
気圧計測機能
コンパス機能
GPS機能
地図
温度表示
心拍数計測
価格(税込) 71,500円
公式サイト CASIO(カシオ)公式サイト

●登山時計おすすめ17位:ファーウェイ  HUAWEI WATCH GT 5 Pro

 スマートウォッチには見えない重厚感溢れるHUAWEI WATCH GT 5 Proは、高硬度のチタニウムとサファイアガラス素材。耐摩耗性と耐擦傷性が大変高い強靭ボディです。YAMAPやヤマレコのルートインポート対応で、登山体験をより快適で安全なものへ導いてくれるアイテムです。

メーカー HUAWEI(ファーウェイ)
製品名 HUAWEI WATCH GT 5 Pro(46mm)
素材(ボディ) チタニウム
サイズ 45.8×45.8×10.9mm
防水性能 5気圧防水
電源方式 USB充電式
稼働時間 約14日間
文字盤タイプ ワイヤレス充電
高度計測機能
気圧計測機能
コンパス機能
GPS機能
地図
温度表示
心拍数計測
価格(税込) 48,180円
公式サイト HUAWEI(ファーウェイ)公式サイト

●登山時計おすすめ18位:ラドウェザー  ドイツ製センサー lad004

 コストパフォーマンスに優れた登山・アウトドア向け腕時計です。高度・気圧・温度・電子コンパス・天気予測など、登山に必要な基本機能を網羅。ドイツ製センサーを搭載し、正確なデータを取得できます。軽量で装着感も良く、3気圧防水で日常使いにも対応。価格も手頃で、登山初心者にもおすすめの1本です。

メーカー LAD WEATHER(ラドウェザー)
製品名 アウトドア腕時計 lad004
素材(ボディ) ABS樹脂/ステンレス
サイズ 45×45×13mm
防水性能 3気圧防水
電源方式 電池式
稼働時間
文字盤タイプ デジタル表示
高度計測機能
気圧計測機能
コンパス機能
GPS機能
地図
温度表示
心拍数計測
価格(税込) 6,980円
公式サイト LAD WEATHER(ラドウェザー)公式サイト

■登山時計おすすめ製品一覧の価格比較

製品名 価格(税込)
カシオ  プロトレック Climber Line PRG-340-1JF 29,700円
ガーミン  Instinct Crossover Dual Power 77,000円
カシオ  プロトレック Climber Line PRT-B50-1JF 33,000円
山善  スマートウォッチ クロノウェア 8,400円
アマズフィット  T-Rex 3 48mm 39,900円
ガーミン  epix Pro (Gen 2) 51mm 109,800円
ミブロ  GS Pro 19,800円
スント  Core All Black 44,000円
ガーミン  Enduro 3 148,000円
スント  SUUNTO Vertical Titanium Solar Canyon 114,950円
シチズン  プロマスターJV1005-02W 126,500円
ガーミン  Instinct 3 Dual Power 79,800円
セイコー  プロスペックス アルピニスト SBDC091 97,900円
カシオ  プロトレック Climber Line PRW-31YT-7JF 80,300円
スント  SUUNTO RUN Lime 43,890円
カシオ  G-SHOCK GPR-H1000-1JR 71,500円
ファーウェイ  HUAWEI WATCH GT 5 Pro 48,180円
ラドウェザー  ドイツ製センサー lad004 6,980円

■登山用時計としてのアップルウォッチの有用性は?

登山時計

 アップルウォッチは登山用時計として多くのメリットがあります。GPS機能により現在地の正確な確認やルートの記録ができ、心拍数や消費カロリーの計測も可能です。また、緊急時には連絡手段として活躍し、登山用アプリを使えば地図表示や高度計、コンパスなどの機能も利用できます。

 一方で、バッテリー持続時間が登山用時計に比べて短いこと、防水性や耐衝撃性、低温環境での動作安定性が劣る点はデメリットです。そのため、予備バッテリーの携行やオフライン対応アプリの選択をし、登山時計のサブ機として活用するのが現実的といえます。

■登山用時計を着けて安全・快適な登山を楽しもう

 登山用時計は、単なる時刻表示だけでなく、安全で快適な登山に欠かせない機能を備えています。アナログ、デジタル、スマートウォッチなど多様なタイプがあり、それぞれ特徴や強みがあります。この記事を参考に、自分の登山スタイルや目的に合った最適な一本を見つけて、より安心で楽しい登山を実現しましょう。