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 すっかり夏のような天気の日が増えてきました。暑い中、調理をするのが大変な時期ですよね。

 そんな季節にぴったりなメニューが、火を使う工程は少しだけで済む「北京ダック風」。ハードルが高そうに感じる「北京ダック」を、鶏肉と春巻きの皮を使うことで、手軽に作れます。

 ボリュームがありつつ、さっぱり食べられるのでBBQや夏キャンプにぴったり。見た目も華やかなので、みんなでワイワイ取り分けて楽しむのにも向いています。

■「春巻きの皮」って、そのまま食べられるの知ってましたか?

さまざまな種類の春巻きの皮

 「春巻きの皮」と聞くと、思い浮かぶのは揚げたパリパリの食感ではないでしょうか。でもじつは、春巻きの皮は加熱処理されているので、そのままでも食べられるんです。

 キャンプでは、火を使う工程をなるべく少なくしたいもの。そんな時にぜひ活用してみてください。そのまま食べると柔らかく、しっとりとした口あたりが楽しめます。水分の多い野菜や、お肉との相性も抜群です。

■袋ひとつで簡単下ごしらえ

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切り落とさないように浅く切り込みを入れる
肉を柔らかく、味を染み込みやすくする

 今回は、鶏もも肉で「北京ダック風チキン」を作ります。おいしく仕上げるための第一歩は、鶏肉の下ごしらえから。余分な脂や筋を取り除いた鶏肉に均一に切り込みを入れて、フォークで穴を開けます。

 ひと手間ですが、鶏肉の厚さが均一になって火の通りがよくなって、焼いたときの反り返りを防ぎ、味が中まで入りやすくなるなど、たくさんのメリットがあります。仕上がりに大きく差が出るので、ぜひ試してみてください。

甜面醤(テンメンジャン)が混ざりにくいので手でよく混ぜましょう
鶏肉に調味料を揉み込んでよく混ぜ合わせる

 ビニール袋に調味料と鶏肉を入れて、10分以上漬け込みます。調味料は酒、しょうゆ、甜麺醤(テンメンジャン)、はちみつです。焼き上げると、甜麺醤のコクと甘み、はちみつのツヤと風味が食欲をそそります。

 袋の中で揉み込むと調味料がムラなく全体に絡んで味がしっかり入ります。手が汚れず、洗い物も出ません。仕込みをして持っていけば、キャンプ場では袋から取り出して焼くだけです。

■野菜たっぷり! シャキシャキ野菜を合わせよう

みょうがは縦半分に切って細切り
きゅうりの長さに合わせて細切り

 北京ダックにあわせる野菜は、きゅうり、にんじん、大根、かいわれ大根、みょうが、5種の野菜を用意しました。

 食感のある野菜を細切りにすることで、シャキシャキとした食感が楽しめます。また、みょうがやかいわれ大根のような香味野菜は味にアクセントを生み、さっぱり感もアップしますよ。

 みょうがは縦半分に切ってから細切り、きゅうり、にんじん、大根は7〜8cmの細切り、かいわれ大根は長さ7〜8cmに切ります。

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