2025年4月1日から東京ディズニーシーのファンタジースプリングスの入場規制が解除され、長時間並ぶことさえ覚悟すれば入場できるようになった。

 筆者ファミリー内でもファンタジースプリングス制覇の気運が高まり、2025年のゴールデンウィークに2泊3日の日程でキャンピングカーでディズニーシーに行くことを決めた。

 インバウンドの影響で宿泊費は高騰し、変動価格制が導入されているパークチケットも最も高い時期だ。大型犬2匹と泊まれる宿泊施設は予約も取りづらいうえ、1泊10万円前後とこちらも高額。また、レギュラーガソリン1Lあたりのガソリン代は高速道路のサービスエリアで200円を超えていた。

 何もかも価格が高騰するなか、少しでも経費を抑えるため、移動は車とし、宿泊場所は安心して休めるよう車中泊に特化したRVパークにすることにした。

■優先したのは家族3人と大型犬2匹がくつろげること! 「最小限の装備」で「最大限の車内空間」を叶えるため一大決心!

今回使用したキャンピングカー。キャンピングカーと一言でいっても、仕様はさまざま
多様なレイアウトを楽しめるのもキャンピングカーの魅力の一つ

 筆者の経験から思うに夫婦やカップルで車中泊をする場合は、工夫次第では軽自動車でも可能だ。しかし、3人以上となると、荷物を満載した車内で足を伸ばして休むにはミニバンでも相当な工夫が必要となる。

 まして筆者には大型犬が2匹いる。いろいろと検討した結果、思い切ってミニバンから2001年式グランドハイエースのキャンピング仕様で走行距離10万Km、総額120万円に乗り換えることにした。

 筆者がキャンピングカーを購入した理由は、ミニバンよりも車中泊でもう少し余裕のある車内空間がほしかったから。また、シートを倒すだけで就寝時にフルフラットにできる手軽さに惹かれた点が大きい。

 なお、レンタルする場合は旅でしたいことを明確にすれば使ってみたい車両の仕様が見えてくるので、目的がはっきりしている人にはおすすめだ。扱っている業者にもよるが、レンタル金額は24時間で1万円から2万円前後が相場だ。

■車中泊場所に選んだのは、特化した施設「RVパーク」

 旅行の日程が決まったら、次に宿泊場所の選定だ。今回は目的地であるディズニシーに近い場所から宿泊施設を探した。

 筆者は車中泊施設を探す際、「ロケスマ」というアプリを活用している。ロケスマは全国の車中泊施設を検索できる。なお、施設によっては「くるま旅クラブ」の会員になる必要があるので、詳しくは「くるま旅クラブ」のホームページで確認してほしい。

ディズニーシーに一番近いRVパーク「RVパーク東京・東墨田」

 「ロケスマ」で検索した結果、「ディズニーシー」に最も近いRVパーク「RVパーク東京・東墨田」がヒット。今回RVパークを選んだ理由は、1泊5,000円という格安の宿泊費と、観光地までのアクセスのよさだ。

なるべく愛犬に負担をかけないよう、様子を見ながら小休止を入れる

 1日目は愛犬の様子を見ながら小休止を入れつつ、約800kmの距離を約12時間かけて「RVパーク東京・東墨田」まで移動した。

 山陽自動車道・広島ICから途中、三木サービスエリアと鈴鹿パーキングエリアにて、食事休憩やドッグランでリフレッシュを入れながら車を走らせた。結局「RVパーク東京・東墨田」に到着したのは、夕方4時過ぎとなった。