■名瀑「苗名滝」も訪れてみよう

岸壁から流れ落ちる落差55mの苗名滝は自然のパワーが感じられる

 「苗名滝(なえなたき)」も妙高高原で立ち寄っておきたいスポットだ。遊歩道の入り口に駐車場があり、そこから吊り橋や砂防堰堤、森を抜けて徒歩15分ほどで滝に着く。

 新潟と長野の県境を流れる関川にかかる苗名滝は、日本の滝百選のひとつに選定されている名瀑。水量が多く、地響きのような迫力から「地震滝」とも呼ばれている。新緑や紅葉の時期も人気だが、雪解け水がたっぷり集まる春は水量が爆発的に増えて迫力がさらにアップする。

春の「苗名滝」は水量が爆増!

 

■秘湯も楽しめる妙高高原温泉郷

秋に黄金色の葉が舞い落ちることからその名が付いたという野趣あふれる「黄金の湯」

 温泉が豊富な妙高高原は、観光とともに個性あふれる湯を楽しめることも大きな魅力。妙高山の麓には、赤倉、新赤倉、池の平、妙高、杉野沢、関、燕の7つの温泉からなる「妙高高原温泉郷」が広がり、源泉は5つある。そして、湯の色が透明なものと乳白色、赤褐色、黒泥湯の3種を体験できるということで、「妙高七五三(なごみ)の湯」と呼んでいる。

 泉質・効能はさまざまで、例えば、燕温泉は白濁した乳白色の湯が特徴。無料の野天風呂があり、岩に囲まれた「黄金の湯」は男女別の湯となっているが、渓流沿いにある「河原の湯」は混浴。どちらも秘湯スポットとして知られている。また、豪雪エリアなので「黄金の湯」は冬季は利用できず、雪解けが近づく3月中旬頃から入浴できるようになる。

秘湯「燕温泉」の「黄金の湯」をチェック!

 

■「E-Bike」で妙高高原の観光スポットをめぐる

電動アシストが付いた「E-Bike」なら坂道も楽に走行できて行動範囲が広がる

 妙高高原の観光スポットをあちこちめぐる交通手段としておすすめしたいのが、電動アシスト付き自転車「E-Bike(イーバイク)」の利用だ。妙高市では2023年4月から、「E-Bike」をレンタルできるエコモビリティを開始している。主要スポットに設置されたサイクルポートでバイクを利用でき、サイクルポート間であれば乗りすてもOK。

 サイクルポートは妙高高原駅の横にある妙高高原観光案内所や、妙高市テレワーク研修交流施設「MYOKO BASE CAMP」などに設置されている。だから、駅から「E-Bike」でそのままいもり池やビジターセンター、なごみカフェに出かけることができるのだ。

 さらに、苗名滝まで足を延ばしたり、燕温泉などの温泉地を目指したりと気ままに動ける。また、いもり池を拠点にあちこちの観光スポットをめぐるというのもいいだろう。

リーズナブルな料金で利用できるエコモビリティ

 

■春営業のスキー場も楽しめる

赤倉観光リゾートスキー場は雪や青空に映える赤い屋根の「赤倉観光ホテル」が目印

 豪雪地帯である妙高エリアにはいくつものスキー場が点在しており、このうち「赤倉観光リゾートスキー場」と「アライマウンテンリゾート」は5月まで営業予定だ。

 赤倉温泉街に隣接する「赤倉観光リゾートスキー場」は、ゲレンデ内に天然温泉完備の「赤倉観光ホテル」を併設。2025年3月24日~5月6日の春営業期間はリフト券1日券がお得な価格になり、ホテル第3リフト沿いには春パークがオープンする。また、24/25シーズンは6人乗りのゴンドラ「妙高高原スカイケーブル」がリニューアルされて広々スペースになっている。

「赤倉観光リゾートスキー場」の詳細はこちら
今シーズンの「アライマウンテンリゾート」は5月11日まで営業を予定している

 積雪量とパウダースノーのクオリティーに定評がある「アライマウンテンリゾート」では、5月のシーズン終了まですべてのリフトとゴンドラを運行予定。スキー・スノーボード以外にも、アクティビティや屋内の遊戯施設を楽しめ、ホテルや温泉といった付帯施設が充実していることもここならではの魅力だろう。また、24/25シーズンはハイシーズンや春シーズンの料金よりリフト券がお得になる特典付きの「春スキーキャンペーン」を開催中だ。

 24/25シーズンの妙高エリアは降雪がとても多く、ゲレンデにはまだまだたっぷりの雪が残っている。春のスキー場でスキー・スノーボードを楽しみ、妙高高原の観光スポットも満喫。なんて充実した旅をぜひ体験しにいこう。

「アライマウンテンリゾート」の詳細はこちら