雨石山連山は、丹波篠山市の北東部にある山地で、主峰の雨石山(あまいしやま・標高611m)を筆頭に毘沙門山(びしゃもんやま・標高680m)、櫃ヶ嶽(ひつがたけ・標高721m)などの山々が連なっている。
今回は雨石山連山の西側半分である「一の滝」「毘沙門洞」、そして雨石山山頂までのルートを往復した。あわせて最近筆者が熊除け対策として使い始めた、VGP2024(オーディオビジュアル機器の総合アワード)受賞のBluetoothスピーカー、「FUNLOGY Portable Mini」のレビューも交えてお届けしよう。
■一の滝から神秘的な毘沙門洞へ



国道173号から藤坂川(ふじさかがわ)に架かる毘沙門橋を越え、林道に入る。そこから約700m、徒歩15分程度の林道の終点が一の滝だ。一の滝は規模こそ小さいものの、端正で美しい。二の滝、三の滝も存在するようだが、今回は割愛した。



一の滝がある林道の終点に「毘沙門天」と書かれた鳥居があり、ここが登山口となる。ガレ場を進むと分岐に出て、右に進むと3分ほどで毘沙門洞に到着する。参道には古い石段が残っており、往時の賑わいを偲ばせている。




毘沙門洞とは大岩に開いた三角形の洞窟の奥に毘沙門天が祀られているスポット。洞窟内は驚くほどきれいで、陰気な感じは一切ない。古くから信仰の場として大切に守られてきた様子が伝わってくる。