■凍結した「善五郎の滝」に到着!

「善五郎の滝」の間近まで来ると、「滝見台」から見て想像していたものよりずっと大きい。標高1,525mに位置するこの滝は、落差21.5m、幅8m。それがすっかり凍結したダイナミックな氷瀑は、「うわー」と口を開けて見上げながら、隅々まで眺めてしまう。
巨大な氷の柱の中を水が流れ落ちており、その滝音からするときっとかなり勢いのある滝なのだろう。それを示すかのように、何層にも折り重なったつららは躍動感がある。
雪の間から見える青白い氷も幻想的で、「自然の力って本当にすごい!」とただただ圧倒されてしまう。氷瀑が見られる冬季は滝つぼまでいくことができるので、その迫力を目の前で、より深く実感することができる。

■ツアー参加もおすすめ

乗鞍高原では、こうした冬ならではのさまざまなアクティビティを体験でき、ツアーを開催している施設もある。例えば、今回スノーシューをレンタルした「NORTH STAR(ノーススター)」では、氷瀑をめぐるスノーシュートレッキングツアーなど、多種多様なアウトドアアクティビティを提供している。
自然豊かな乗鞍高原は、スキー場でスキー・スノーボードを体験するのも楽しいが、滑走以外にも、いろいろな形で冬の自然を満喫することができる。とくに氷瀑の「善五郎の滝」を楽しむスノーシューは、駐車場から行きやすく、遊歩道も整備されているので、気軽に冬の自然を体験できるレジャーだろう。
●<おすすめルート>
善五郎の滝 ルートと所要時間
やまぼうし駐車場(第三駐車場)→滝見台→やまぼうし駐車場(第三駐車場)※所要時間:約1時間