■甲信越のスキー場に行くときにおすすめの天気のパターン
もちろん、山に雪を降らせる山雪型の気圧配置に注目なのだが、等圧線が混んでる時は要注意。気圧の差が激しく、かなり風が強くなる恐れがあるのだ。週の半ばで山雪型の冬型の気圧配置となり、週末にかけてその気圧配置が緩んで晴れたら最高だ。
逆に週末に強い冬型の気圧配置が発生する場合は、大雪による視界不良や強風が考えられるため、道中の交通状況はもちろん、スキー場でも急激な天候の変化に注意が必要となる。
また里雪型でも寒気が非常に強い場合は、風上の山地を超えて内陸でも大雪になることがあるので気をつけてほしい。
■天気予報を見聞きする際のポイント
「いろいろ言われても同じ天気図にしか見えない!」という人は、ぜひテレビやラジオで気象予報士が冬型の気圧配置を説明している時の、言い回しに注目してみてほしい。
「強い冬型の気圧配置」といったら山雪型、「まとまった帯状の雪雲」という単語が出てきたら、里雪型の気圧配置になっていることが多い。
雪が降る目安は「上空1,500m付近の気温がマイナス6℃以下」。天気図だけでなく、上空の気温がどれくらいになっているかを気にしてみるのもおもしろいかもしれない。
今シーズンは天気図や天気予報に注目して、コンディションを予測してスキー場を訪れてみてほしい。
参考 気象庁:2024年11月19日発表 季節予報
https://www.data.jma.go.jp/cpd/longfcst/kaisetsu/?term=P3M
気象庁:2024年11月11日発表 エルニーニョ監視速報
https://www.data.jma.go.jp/cpd/elnino/kanshi_joho/kanshi_joho1.html