■ロケットストーブとは?

 ロケットストーブは、少量の燃料で効率的に火力を高めることが可能な焚き火台である。通常の焚き火台と違って、空気の流れが生まれやすい煙突効果により高火力で燃えるのが特徴だ。

 燃焼効率がよく、太い薪がなくても松ぼっくりや小枝などで十分な高い火力が出るため、非常用ストーブとしても人気である。またロケットストーブは燃焼時、煙が出にくいメリットがある。焚き火に慣れていないとキャンプ場で火つきが悪く、煙で目が痛くなることもあるが、ロケットストーブは燃焼効率がよく、煙が出にくいため、焚き火で悩んでいる人におすすめのアイテムである。

■煙突の部品でロケットストーブが作れる

蓋は取れるので手入れも簡単

 ロケットストーブは、構造がシンプルなので自作することができる。なかでも、簡単にロケットストーブを自作できるアイテムが煙突の部品だ。壁から煙突を出す際に使う「T曲り」と呼ばれる部品を使うことで、簡単にロケットストーブが作れる。主にホームセンターで購入でき、大きさも数種類あるため、ソロからグループキャンプまで幅広く使えるだろう。価格も1,000~2,000円ほどなので、既製品よりも安く手に入る。

 自作とはいえ加工する必要はなく、購入してすぐロケットストーブとして使える。「T曲り」は煙が一方に向かうように片方に蓋がついており、蓋がされているほうを下に置くだけで、ロケットストーブとして成り立ってしまうのだ。耐熱性や強度も煙突部品なので十分ある。