●100頭以上のイルカが棲む「御蔵島」

のどかな御蔵島

 御蔵島は、東京から南へ約200kmに位置し、人口約300人ののどかな島だ。御蔵島の周りには100頭以上のイルカが生息しており、高確率で遭遇できるといわれているスポットだ。

 竹芝客船ターミナルを夜遅く出発し、翌朝御蔵島に到着する大型客船「橘丸」で最短7時間25分。外洋に位置し、潮流と風の影響を受けやすいうえ、桟橋が1か所しかないため客船の欠航率はほかの島よりも高いので注意が必要だ。隣の八丈島・三宅島からヘリコプターが出ているので、場合によっては空路も利用が可能ではある。

 日帰りでの訪問やテント泊のキャンプは禁止されているため、事前の宿泊予約が必須。

●自然の宝庫 世界遺産の島「父島」

竹芝客船ターミナルと父島を結ぶ、おがさわら丸(画像提供:小笠原海運)

 小笠原諸島は、東京から南へ約1,000kmの太平洋上に点在する島々の総称で、父島はその一つだ。小笠原諸島は一度も大陸と陸続きになっておらず、多くの固有種・希少種が生息し、特異な生態系を形成している。2011年に世界自然遺産に登録された。

 父島への交通手段は船のみで、定期船「おがさわら丸」に乗って片道24時間だ。6日に1便だけの運行で、父島への旅行は基本的に5泊6日の期間が必要となる。 父島周辺には野生のイルカが生息していて、1年中ドルフィンスイムを楽しめる。父島の隣にある天然記念物の無人島・南島上陸とドルフィンスイムのセットが人気だ。

■この夏、イルカに会いに行こう

 野生のイルカと泳ぐことは、なにものにも変えがたい貴重な体験になるはずだ。この夏、イルカに会いに東京都の島を訪れてはいかがだろうか。

 

※この記事の情報は2024年7月現在のものです。内容が変更される場合もありますので、最新の情報はリンク先のHPでご確認ください。