■クールリングと冷感タオルの使用感を比較!

クールリングをつけて過ごしてみた(撮影:芹川ヨーコ)

 クールリングと冷感タオル、それぞれ気温31℃の野外で首に掛けて1時間使用してみた。

●クールリングの使用感

 クールリングは首に掛けると、首もとがほどよくひんやりした。つける前の首の後ろの表面温度は35.6℃、3分後は34.8℃だった。

 30分ほどでほんの少し溶けはじめ、冷たさが徐々に落ちていき、1時間経つと冷たさは残るものの、かなりぬるくなった。1時間経過した首の後ろの表面温度は35.5℃。つける前とほぼ同じ温度だった。

 車でキャンプなどに出掛ける際は、クーラーボックスに入れて現地に着いてから使用し、溶けたら冷たい水や十分に冷えたクーラーボックスに入れて再凍結させれば、何度でも使える。

●冷感タオルの使用感

冷感タオルを首に掛けて過ごしてみた(撮影:芹川ヨーコ)

 冷感タオルは、首に掛けるとすぐにメントールのスーッとした冷たいような感覚があった。

 つける前の首の後ろの表面温度は35.6℃、3分後は35.3℃だった。温度的にはあまり変化がなかったが、メントールのさわやかさで体感的にはとても冷たく感じた。

 冷感はしばらく続いたが、蒸れて冷たく感じにくくなったら、シートで腕や首の汗を拭いてリフレッシュしたあと、また首に掛けたらメントールのひんやり感が戻った。

 1時間経過した首の後ろの温度は35.5℃。この時点ではシートは少し乾いてきた程度だった。完全に乾くと冷感はなくなるが、新たな冷感タオルを開封し、使用すれば外気温に関係なくすぐにひんやりする。数時間野外にいるときは、何個か持ち歩くとよいだろう。

■ひんやりグッズを使いこなそう

 2つのひんやりグッズを比較した結果、クールリングは短時間の使用や再凍結できる環境下の場合におすすめといえそうだ。一方の冷感タオルは、外気温に左右されず冷感が1時間以上持続した。そのため、はじめはクールリング、その後は冷感タオルなど組み合わせて使うのもよいかもしれない。

 この夏はぜひ、着用する時間や場所に応じてひんやりグッズを使い分けて活用してほしい。

※この記事の情報は2024年7月現在のものです。内容が変更される場合もありますので、最新の情報はリンク先のHPでご確認ください。