■次々と変化する風景を楽しみながら山頂へ!

木漏れ日が心地よい尾根歩き
「棒ノ嶺」方面へ進む

 沢沿いの岩の道から林道へと景色が変化し、歩きやすく木漏れ日が心地よい。林道から「権次入(ごんじり)峠」までは急登が続く箇所もあるので、無理をせずゆっくり進んでもよいだろう。

 林の中を進んでいくと、開けた場所にベンチが置かれている「権次入(ごんじり)峠」に到着する。ここから約20分で山頂である。

東屋もある広々とした山頂
山頂標識「棒ノ嶺(標高969m)」

 山頂は広々とした平地で、多くの登山者がお弁当を食べて休憩していた。レジャーシートを広げることができ、整地されているのでバーナーなどの調理器具も使いやすい。

■「滝ノ平尾根コース」で下山

 下山は、「権次入峠」を過ぎ「岩茸石(いわたけいし)」と呼ばれる大きな石を通過する「滝ノ平尾根コース」で下山する。

 「岩茸石」は道を塞いで立っているように見えるが、左側が登山道になっており通過することができる。

「岩茸石」の左手に登山道がある

 林道を横切る箇所では、道を渡った先にある登山道が見つけにくいところもあるので、地図や案内板で確認しながら進もう。

林道へ降りる急な階段
林道を横切って先にある登山道へ入るポイント

 登山道を出ると民家の脇へ出る。橋を渡って左折し、そのまま道なりに進むと「さわらびの湯」バス停へ到着する。

■夏こそ「棒ノ折山」へ!

 「棒ノ折山」は、沢歩きや稜線歩き、岩場など景色が次から次へと変化するので、飽きずに楽しめる。また、渓流沿いや林の中を歩くので、涼しさを感じながら山歩きができる。

 登山口付近に温泉施設「さわらびの湯」もあるため、汗を流してさっぱりしてから帰宅できるのも、これからの季節におすすめである。

 

【登山ルート】
バス停「さわらびの湯」→(30分)→白谷沢登山口→(130分)→権次入峠→(20分)→棒ノ折山山頂→(15分)→権次入峠→(110分)→滝ノ平尾根登山口→(10分)→バス停「さわらびの湯」

●【MAP】白谷沢登山口