■次々と変化する風景を楽しみながら山頂へ!
沢沿いの岩の道から林道へと景色が変化し、歩きやすく木漏れ日が心地よい。林道から「権次入(ごんじり)峠」までは急登が続く箇所もあるので、無理をせずゆっくり進んでもよいだろう。
林の中を進んでいくと、開けた場所にベンチが置かれている「権次入(ごんじり)峠」に到着する。ここから約20分で山頂である。
山頂は広々とした平地で、多くの登山者がお弁当を食べて休憩していた。レジャーシートを広げることができ、整地されているのでバーナーなどの調理器具も使いやすい。
■「滝ノ平尾根コース」で下山
下山は、「権次入峠」を過ぎ「岩茸石(いわたけいし)」と呼ばれる大きな石を通過する「滝ノ平尾根コース」で下山する。
「岩茸石」は道を塞いで立っているように見えるが、左側が登山道になっており通過することができる。
林道を横切る箇所では、道を渡った先にある登山道が見つけにくいところもあるので、地図や案内板で確認しながら進もう。
登山道を出ると民家の脇へ出る。橋を渡って左折し、そのまま道なりに進むと「さわらびの湯」バス停へ到着する。
■夏こそ「棒ノ折山」へ!
「棒ノ折山」は、沢歩きや稜線歩き、岩場など景色が次から次へと変化するので、飽きずに楽しめる。また、渓流沿いや林の中を歩くので、涼しさを感じながら山歩きができる。
登山口付近に温泉施設「さわらびの湯」もあるため、汗を流してさっぱりしてから帰宅できるのも、これからの季節におすすめである。
【登山ルート】
バス停「さわらびの湯」→(30分)→白谷沢登山口→(130分)→権次入峠→(20分)→棒ノ折山山頂→(15分)→権次入峠→(110分)→滝ノ平尾根登山口→(10分)→バス停「さわらびの湯」