■魚探の実力発揮:アジやマダイが釣れる喜び

 カヤックに魚探を設置し、いよいよ実釣へと出かけた。魚群を探知し、その場所で釣りを行う新たなスタイルへの挑戦である。

カヤックに魚探の取付完了
カヤック右手に魚探(魚群)を見ながらヒットの確率が高いポイントを狙える

 まず魚探の電源を入れ、画面に表示される水中の様子を確認した。魚群の反応が出たポイントを見つけ、そこにカヤックを停めて釣り糸を垂らした。魚探の精度に感心しながら釣りを続けた。すると、最初のキャストでアジがヒット。続けて、釣れるたびに魚探の効果を実感した。魚群を正確に探知できることで無駄な行動がなくなり、効率的に釣りを楽しむことができた。

 その後も同じポイントで釣れ続け、アジやマダイが安定して釣れた。魚探のおかげで、これまで以上に多くの魚を釣り上げることができた。特にマダイを釣り上げた時の喜びはひとしおだった。

 魚探を活用することで、釣りの楽しさと効率が大幅に向上。これからもこの魚探とともに、さらなる釣りの成果を追求していきたいと思う。

■釣り仲間Y氏との釣果対決!:魚探の実力を証明

 魚探を使ったカヤックフィッシングの効果を試すため、釣り仲間のY氏と釣果対決を行った。朝6時に出港し、約4時間の釣りがスタートした。

兵庫県洲本市大浜海岸からカヤック出港。魚探釣果対決!

 Y氏はキジハタ1匹、カサゴ1匹、イシダイ1匹、イサキ1匹を釣り上げた。一方、筆者はマダイ1匹、クロダイ2匹、チダイ1匹を釣り、結果として数では4匹ずつで引き分けとなったが、魚種では高級魚が多数混じるY氏の勝利である。

Y氏釣果。イシダイ1匹、キジハタ1匹、イサキ1匹、カサゴ1匹
筆者の釣果。中央がチダイ、上がマダイ、右下がチヌの頭、上部の箱底にチヌの魚体

 しかし、個人的には大満足の結果だった。魚探を使用することで効率的に魚群を探知し、釣果を上げることができた。これまでのカヤックフィッシングでは味わえなかった安定した釣果に、魚探の有用性を改めて実感した。

 特にマダイが釣れた瞬間は感動的で、魚探がなければ見逃していたであろう好ポイントを確実に狙えたことが勝因と考える。Y氏も筆者の魚探の効果に興味を示していた。この勝負を通じて、魚探の実力を証明することができた。釣りの楽しみがさらに広がり、今後のカヤックフィッシングがますます楽しみとなった。

■魚探活用はカヤックフィッシングの新常識!

 筆者にとってカヤックフィッシングでの魚探はもはや欠かせない装備となった。魚探を取り付けたことで釣果が大幅に向上し、釣りの楽しさが倍増した。現在は魚探の効果的な使い方を研究中だ。まず魚群を探知した際には、その魚群の動きや位置を注意深く観察する。魚群がどの深さにいるのか、どの方向に移動しているのかを把握し、その状況に応じた釣り方を判断する。

 例えば、魚群が底近くにいる場合は底を狙った釣り方を採用する。逆に中層や表層に魚群がいる場合は、それに応じたルアーや仕掛けを使用する。魚探のおかげで、魚の動きをリアルタイムで把握できるため、的確で効率的な釣りができる。

 さらに、魚の反応が多かったポイントをGPS機能で記録しておけば、次回以降もその場所を再訪することが容易である。このように、魚探を有効に活用することで、カヤックフィッシングの成功率を飛躍的に高められる。今後も魚探を使って、より多くの魚を釣り上げるためのスキルを磨いていきたいと思う。