■ポータブル電源は、大容量タイプがおすすめ

ポータブル電源は、車中泊のもはや必需品と言っても過言ではないでしょう

 初めて車を持った頃からなので、車中泊歴は50年以上になりました。これまでトラブルらしいトラブルはありませんが、北海道旅行中にポータブル電源の残量が初めてゼロになったことがあります。

 富良野あたりにいた時のことです。食事をしてから道の駅に着いて、そろそろ仮眠しようかという時に冷蔵庫が冷えていないのに気がつきました。バッテリーを見ると残量がゼロになっていて、これはよくないなぁと。すでに夜の10時を回っていましたが、気になったままでは寝られないので、そこから2時間ほど走って充電しました。北海道は信号も少ないので一般道でも快適に移動できますが、この時は夜だったし、土地勘がなくて道もよくわからなかったので高速道路を使いました。充電のために、思わぬ出費です。

1、2泊程度なら充電なしでも賄える大容量タイプを愛用

 不注意でそんなことはありましたが、ポータブル電源は本当に扱いが簡単なので、車中泊やキャンプが好きなら持っていて損はありません。これから購入する人には、大手メーカーの容量が大きいものをおすすめします。意外と値が張るので躊躇しますが、聞いたこともないようなメーカーの安価なモデルのなかには、中古のバッテリーを使っているものもあるという噂話を聞いたこともあります。容量は使用する電化製品の消費電力をカバーできればいいのですが、一酸化炭素中毒の心配がないIHヒーターなどはやはり便利です。大容量のバッテリーなら、そうした消費電力が大きい家電も気兼ねなく使えます