■3種のノンアルコールビールを8人で飲み比べてみた

左から、ドライゼロ、ヴェリタスブロイ、ZERO

 登山に合うノンアルコールビールはどれかと飲み比べてみようと思い、3種類のノンアルを用意してみた。8人で飲み比べてみて、一番好きな味を選んでもらったところ下記の結果となった。

・アサヒビール「ドライゼロ」 4人
・アサヒビール「ZERO」 2人
・原産国ドイツ/輸入販売元パナバック「ヴェリタスブロイ」 2人

 ドライゼロを選んだ4人は、ビール好きで普段からよくビールを飲む人たち。

 選んだ理由は、一番味がはっきりとしていたから。ビール好きの筆者もドライゼロを選んだ。他の3人と同じ理由で、苦味があり本物のビールに近い味だったから。

 ZEROを選んだ2人は、喉越しがスッキリしていて飲みやすいと言う。2人は普段あまりビールを飲まないが、これなら飲めるらしい。たしかにバドワイザーのように軽く、淡白な印象のノンアルコールビール。今回ドライゼロを選んだメンバーも「もっと暑い日であれば喉越しがさっぱりしてゴクゴク飲める、ZEROを選んだかもしれない」と言う。

 ヴェリタスブロイを選んだ理由は、香りがよくてコクがあるからだそうだ。たしかに甘い匂いがして、味にも甘味があった。このビールを選んだメンバーは甘いビールが好きで、クラフトビールや黒ビールを好んで飲むそうだ。

 また、パッケージに書かれていた「激しい運動で低下した免疫力の回復に」という表示も気に入ったらしい。ビタミン、ミネラル、アミノ酸が摂れるので登山のときの疲労回復にピッタリだ。

ヴェリタスブロイは激しい運動をしたときにもおすすめ

 今回飲み比べてみた3種のノンアルコールビールは製法にも違いがある。

 ZEROとヴェリタスブロイは脱アルコール製法で造られており、一度本物のビールを造ってから、アルコールを抜く製法で手間もコストもかかっている。そのためドライゼロよりも購入価格が30円ほど高かった。

 一方、ドライゼロは最もビールに近い味を目指した組み立て型のノンアルコールビールで、日本人好みのビールの味になるように調合して造られてている。筆者を含めてビール好きたちが手を挙げたのも納得だ。

■ノンアルコールビールがアウトドアで流行りそうな予感

 ここ最近、スーパーやコンビニのビール売り場でノンアルコールビールが占める割合が高くなっているなと感じる。1つのメーカーから数種類のノンアルコールビールが発売されており、同じメーカーでもそれぞれ味や特徴が異なる。

 10年ほど前は、ビールかノンアルコールかくらいの選択肢しかなかった。しかし、今は自宅やアウトドア、スポーツなど、シチュエーションや好みに応じてノンアルコールビールを選べる時代だ。

 自分の好みに合ったノンアルコールビールを見つけて、ノンアル登山を楽しんでみてはいかがだろうか。

●アサヒビール ドライゼロ

アサヒビール ドライゼロ

アサヒビール株式会社「アサヒドライゼロ」
参考価格/2,582円税込(24缶)(Amazon販売価格)

【公式サイト】https://www.asahibeer.co.jp/products/non-alcohol/dryzero/dryzero.html

●アサヒビール ZERO

アサヒビール ZERO

アサヒビール株式会社「アサヒ ゼロ」
参考価格/4,019円税込(24缶)(Amazon販売価格)

【公式サイト】https://www.asahibeer.co.jp/asahizero/

●原産国ドイツ ヴェリタスブロイ

ドイツ輸入 ヴェリタスブロイ

原産国ドイツ/輸入販売元パナバック「ヴェリタスブロイ」
参考価格/3,040円税込(24缶)(Amazon販売価格)

【公式サイト】https://www.panavac.com/veritasbrau.php