■積丹半島のもうひとつの魅力「ウニ丼」
積丹ブルーを見に行ったら、欠かせないのが名物のウニ丼だ。ウニの漁獲量が日本一を誇る北海道。積丹半島では6月上旬~8月まで漁が解禁され、新鮮でおいしい生ウニが食べられる。
赤みが強い「バフンウニ」と、クリーム色の「ムラサキウニ」があり、積丹半島で獲れるのは8割以上がムラサキウニ。漁獲量が少ないバフンウニは高価で、漁の状況によって価格が変動する。筆者が訪れたときは、バフンウニ丼は8,000円(税込)でムラサキウニ丼が3,000円(税込)。最初は高いと思ったが、食べてみるとその価値がわかった。
バフンウニは濃厚でクリーミーな味わい、比べてムラサキウニはもう少しさっぱりした印象。どちらもまったく臭みがなく、新鮮さがうかがえる。今まで食べたウニの中でダントツ1位のおいしさだった。感動のあまり、しばらくは他のウニを食べたくないと思ったほどだ。
神威岬のそばにはウニ丼のお店がたくさんあるので、積丹ブルーの感動とともにウニ丼も味わってほしい。
■札幌から神威岬へのアクセス
札幌から神威岬までのアクセス方法は車、または電車とバスを乗り継ぐ2通り。
車の場合は、余市ICまで高速道路を使い2時間前後で神威岬まで行ける。電車バスの場合、JR函館本線の小樽駅で降り、小樽市内から中央バスに乗り美国で降車。そこから神威岬まで積丹町生活交通バスを利用するルートとなる。乗り継ぎによっては片道3~4時間ほどかかる。
また、積丹町生活交通バスは前日までに予約が必要な便もあるので、レンタカーを借りて車で訪れるのをおすすめしたい。神威岬ゲートはその月によって開閉時間が違うので、確認が必要。悪天候の日は閉門されるため、要注意だ。
札幌から行くならば、レンタカーで7時ごろに出発し、神威岬で積丹ブルーを見てからお昼にウニ丼を食べるプランがおすすめ。観光名所の小樽や余市に寄り道して札幌に戻るのも楽しいだろう。
ちなみに筆者が神威岬に訪れたときのプランは、小樽で1泊し、翌日にレンタカーで神威岬に向かうコースだ。初日、新千歳空港に到着後レンタカーを借りて小樽に移動。小樽運河の夜景を楽しんだり、天狗山シマリス公園を散策して、翌朝8時ごろ神威岬に向け出発。小樽からだと高速道路を利用して1時間半で行けるので、小樽も楽しみたい人はこのプランもぜひ試してみては。
ぜひ神威岬まで足を延ばし、「積丹ブルー」と「生ウニ」をぜひ堪能してほしい。
⚫️神威岬
住所:〒046-0321 神岬町