■一週間かけて室内で自然乾燥

直射日光が当たらないところで乾燥させる

 濡れたダウン製品を自然乾燥させるときは、しっかり乾くようにできる限り平らにしよう。ウェアは乾いていたのでハンガーにかけ、シュラフは平らになるように椅子を使用して干した。表面の生地が劣化しないよう、直射日光が当たらない室内で乾燥させることも忘れずに。

 シュラフのみ、ときどきダマになった部分をほぐし、優しく叩いたりもした。特に足元の袋状の部分は乾きが遅いと感じ、重点的に行った。

 3日経つと、だんだんシュラフの中にあるダウンも乾いてきて、5日経つ頃には、洗濯前のシュラフよりふっくらし、完全に乾いたように感じた。さらに念を入れて2日干し、洗濯してから一週間後、何とか無事に洗濯を終えることができた。

ふっくらしたダウンシュラフ
ウェアもふっくらしステッチがきれいに見える

●自然乾燥時の注意点

・しっかり乾いていない場合は、できるかぎり平らに置く
・直射日光が当たらない場所で乾燥

■費用と手間で判断して継続的にメンテナンスしよう

 ダウン製品をクリーニング専門店に依頼した場合、料金はシュラフが4,000〜8,000円、ダウンは1,000円〜3,000円かかる。今回かかった費用は、洗剤代1,430円(洗剤の容量は300mlで、今回は75ml使用)、コインランドリー乾燥機代800円の合計2,230円だった。

 手間と費用を相対的に判断すると、クリーニング店へ依頼した方がよいという人もいるだろう。しかし、一度経験してみると要領がわかり、自宅で洗濯することに抵抗がなくなり、実践してよかったと思う。今後もしっかりメンテナンスしながら大切にダウン製品を使っていきたい。