“コンテナホテル”というホテルをご存知ですか? コンテナというと、貨物列車に乗せられた大きくて頑丈な箱を思い浮かべますよね。最近では建築用のコンテナを使用し、中が部屋になっているコンテナホテルなるものが注目を浴び始めています。
今回筆者が利用したのは、コンテナホテルを全国に77拠点(2024年2月現在)で展開する「HOTEL R9 The Yard」。災害発生時にはコンテナが現場へ牽引され、避難所などとして活用されます。
■レスキューホテルとしての展開
「HOTEL R9 The Yard」は、東日本大震災が発生した際、復興作業員の宿舎としてコンテナを提供したことをきっかけに、平時はホテル、有事は避難所(=レスキューホテル)としての展開をスタートしたそう。現在は131の自治体と災害協定を結び、有事の際は24時間以内の出動を目指しています。ホテル名にある「R9」は“レスキュー”という意味もあるそう。
今回は茨城県古河市にある「HOTEL R9 The Yard 古河」に宿泊してきました。女性視点での感想含めレポートしたいと思います。
■コンテナホテルの設備
敷地内には無骨なコンテナがずらっと並び、見慣れない光景がどこか異国のようでカッコいいと感じました。まずはフロント(こちらもコンテナ内)でチェックインを行います。部屋にはタオル以外のアメニティがないため、歯ブラシやガウン、ヘアブラシ、カミソリ、耳栓など必要なものを棚から取ります。
フリードリンクのサービスがあり、コーヒーや紅茶、煎茶などを頂くことができます。また、朝食としてチャーハン、パスタなどを1人1点選べます。
周辺を散策してみると、自動販売機専用やコインランドリーのコンテナもありました。自販機ではビールも売っていましたよ。