■穏やかで、美味しいおでんも味わえた、2023年「富士山の日」のふもとっぱら

 筆者は、富士山を愛でるべく、2023年の「富士山の日」をふもとっぱらキャンプ場で過ごした。この日は風に悩まされることなく、終始穏やかな一日。明け方は雲が多く、9時ごろには大きな笠雲を被っていたが、一日中富士山が見えていた。幾度となくふもとから山頂まで、きれいな富士山が姿を表すと、言葉にならない感動が込み上げてきた。

 夕方、西日があたる頃には、雲はすっかり姿を消し、今度は赤富士に。徐々に日が沈み焚火をはじめる頃には、美しいブルーモーメントが広がった。今思い出してもため息の出るようなすばらしい富士山の日であった。

 夜は静岡おでんの販売があり、金山キッチンは鍋を持ったキャンパー達で賑わった。好きな具を選んで鍋に入れ、それぞれテントに戻っておでんを楽しむのだ。静岡名物の黒はんぺんは外せない一品。サバやイワシの骨まで含め、まるごと練り込んで作られており、栄養満点だ。

 売店(牛舎)で販売されている、ふもとっぱらオリジナルビールも忘れずに購入。「富士山に乾杯」の文字が印刷されたホップの芳醇な苦味を味わえるこのビールは人気商品だ。

日没直後のふもとっぱらのブルーモーメント
金山キッチンの静岡おでん
ふもとっぱらキャンプの際には必ず飲みたい、ふもとっぱらオリジナルビール

■今年の富士山の日は

風対策でパンダテントにスカートを自作

 冬キャンプを安全に楽しむために、テントの正しい設営方法やガイロープの重要性をしっかり理解しておきたい。気温もマイナス10℃まで下がることがあるが、AC電源はないので防寒対策も忘れずに。今年の富士山の日は、どんな姿をみせてくれるのだろうか。

●料金(普通自動車 軽自動車 中型車)

日帰り/1000円、1泊/2000円
チェックイン/8:30 ~ 17:00
チェックアウト/(日帰り)17:00 (1泊)14:00

ふもとっぱら
・住所 〒418-0109 静岡県富士宮市麓156
・電話番号 0544-52-2112

・URL https://fumotoppara.net/
※営業日時はホームページよりご確認ください

※この記事の情報は2024年2月現在のものです。内容が変更される場合もありますので、最新の情報はリンク先のHPでご確認ください。

※金山キッチンの営業日につきましては、ふもとっぱらホームページまたはインスタグラムにてご確認ください。