■NO! ゴミいっぱいのキャンプ

 キャンプでゴミが溢れかえっている状態は、決して快適ではない。キャンプは自然と調和し、解放感を味わうレジャーであり、ゴミは極力出さない工夫をし、出した場合も適切な処理が大切だ。

 近年のキャンプ場では一部の利用者がゴミを適切に処理せず、キャンプサイトや周辺地域に放置するケースが見受けられる。特に使用済みのプラスチック製品や食品容器、使い捨て食品パッケージなどのゴミが多く、それらが風や野生動物によって散乱し問題となっている。

 また、一部のキャンパーによる不適切なゴミ分別も問題だ。これらの行為はキャンプ場の美観や自然環境を損ねるだけでなく、野生動物を誘き寄せることにもつながる。

 キャンプでゴミの処理や分別を適切に行なうことはキャンプ場の環境を守るだけでなく、キャンプの楽しさ維持の秘訣でもある。再利用可能な食器やコップを持参し、出たゴミは適切に分別したうえでキャンプ場で指示されたルールに従うことが大切なのだ。

キャンプ場のゴミステーションはきれいに使おう

■ゴミの適切な処理はどうしたらよいのか?

 キャンプで心地よく過ごすためには、適切なゴミ処理が不可欠。まずはキャンプ場のゴミ処理ルールを把握しよう。キャンプ場ごとにゴミ処理のルールがあるので、必ず事前確認をしておくこと。

 次に、再利用可能な食器やコップを持参しよう。プラスチックや紙の使い捨て製品を避けることは環境保護にもつながるからだ。

 また、ゴミ分別の基本を理解することも大切だ。燃えるゴミと燃えないゴミ、リサイクル可能なものと、そうでないものに分けることで、環境に配慮したキャンプが楽しめる。ゴミ分別はキャンプを快適に楽しむための基本。ぜひこれらのポイントを心に留め、キャンプを楽しんでほしい。

地域やキャンプ場のルールに従ってゴミを処理しよう