■毒のある魚を扱う際のポイント

 毒のある魚を安全に扱うためには、まず素手で触らないようにすること。さらに釣り具店で扱うフィッシュグリップと呼ばれる魚キャッチ用のトングやプラスチック製のアイテムを活用しよう。

 魚が釣れたらまずグローブをすること。次にフィッシュグリップで魚をつかみ、ハリ外しを使って釣り針を外して魚を海に戻す。あきらかに毒魚と分かるような毒針を持つ魚が釣れた場合は、ランディングネットで引き上げてから、グローブの着用、フィッシュグリップとハリ外しを使って適切な手順で取り扱おう。これらのアイテムは釣具店のほかダイソーでも購入できるため、釣行前に準備しておくことをおすすめする。

●毒魚に役立つダイソー商品

ハリはずし(撮影:森本 昌樹)

ハリはずし(磁石付)
価格(税抜):100円

手袋(撮影:森本 昌樹)

スベリ止め手袋(3本指カット、ナイロン、M)
価格(税抜):100円

魚つかみ・フィッシュグリップ(撮影:森本 昌樹)

魚つかみ(ブラック)
価格(税抜):200円

■結論:いろいろな魚が釣れるから楽しい!

 釣りは、多彩な魚種と釣り道具を介して生きた反応との出会いを楽しむ魅力的なアクティビティだ。自然との調和と繋がりを深め、静けさと興奮を同時に味わえる贅沢な経験とも言える。しかし、その中には毒を持つ魚や、刺す可能性のある魚も存在し、注意が必要だ。そうした有毒魚を安全に扱うためには、適切な知識と道具が欠かせない。

 とはいえ、釣りはそんな魚たちとの対話や探求の場でもある。新たな魚種や大物との出会い、魚がヒットした瞬間の興奮は、釣りの魅力の一つだ。安全を最優先に、釣りを通じて自然との素晴らしいつながりを楽しんでもらいたい!

釣りは、やっぱり最高!(撮影:森本 昌樹)